滋賀県立彦根東高等学校(普通科) | 環境と勉強【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

滋賀県立彦根東高等学校(普通科)
合格-2019年度

わたしの志は、

安価で利用価値の高い新薬を開発して、医療を受けられない貧しい人々を救うことです。

私は、貧困が原因で医療を受けることができない人をテレビで観て、開発費があまりかからない薬ならば、貧しい国の人々も薬を手に入れることができるのではないかと思ったのが、この志を持ったきっかけです。志を果たすために、今までは化学分野や数学に力を入れ、物質やその特性などを覚えるように努力してきました。これからは、海外の論文が読めるようになるため、英語にも力を入れ、積極的に海外研修等に参加しようと思っています。

環境と勉強

僕の将来の夢は、医者になることです。医者になって、小さいときの自分のように病気がちで大変な思いをしている子どもや保護者の役に立ちたいと思っています。

僕が成基学園に入塾したのは、中学校に入る前の春です。不安な気持ちがあり、さらに勉強の仕方がわからなかったため、入塾してからも大変でした。とりあえず勉強しようという気持ちで家に帰ってからも、夜の十一時ぐらいまでずっと予習をしていました。しかし、点数も成績もあまり伸びませんでした。自分なりには努力を誰よりもしたつもりでしたが、結果がついてこず、だんだん勉強することが嫌になっていきました。

三年生になり、いよいよ受験という言葉が現実味を帯び、このままではまずい、と思うようになりました。そんな気持ちから、志望校合格という目標を明確にさせるため、滋賀県立彦根東高等学校の学校説明会に参加しました。

僕は、この説明会で気持ちが大きく変化しました。自分が想像していた以上に、彦根東高校はすばらしい学校だと感じました。設備の良さや先輩方の礼儀正しさ、部活の活気など多くの学校の特長があり、それまでもやもやしていた目標がくっきりと明確になりました。そして、この高校に絶対合格してやる、という決意が自分の中でできました。

ところが、決意だけではなにも変わりません。根本的な勉強嫌いを直し、受験勉強の仕方を知る必要がありました。そんな根本的な部分を直すのに役に立ったのが、〈夏期学習合宿(合宿)〉と〈日曜進学教室(日進)〉でした。

〈合宿〉では、無駄のないわかりやすい講義が朝から夕方までぎっしりとあり、また夜になると、みんなが真剣に自習に取り組んでいました。このことが、それまでの勉強に対しての姿勢を考え直す良い機会になりました。〈合宿〉の期間中、ずっと勉強ばかりで嫌だと思う人がいるかもしれませんが、それ以外の入浴や食事、部屋での会話は普段の何倍も楽しく感じることができました。

また〈日進〉では、すぐに自分の順位が開示され、自分の実力を知ることができます。僕は英語と数学が苦手で、思うように点数がとれなくて落ち込むこともありました。しかし、この悪い点数で気持ちに火がつき、次は絶対に間違えないように復習を隅々まで行いました。さらに、〈日進〉は一週間に一回あるため、限られた時間の中で全ての教科の復習と受験勉強の両立をしなければならないので、自然と無駄な時間が削がれ、さらに効率的な勉強を身につけることもできました。

そして、特色選抜入試が行われる二月。それまで特色選抜のための勉強をしていたものの、結果は不合格でした。この後の時間が三年生になって一番辛い時間でした。受験勉強に対して自分の中に甘えがあったのではないかと後悔したり、合格した友達に心の底からおめでとうと言えない自分に嫌気がさしたりして、言葉では言い表せないような憂鬱な気持ちになりました。しかし、二度とこのような気持ちを味わいたくないという気持ちになり、そこから一般選抜の入試日までは、これまで以上に集中して勉強に取り組みました。

一般選抜の入試の日となり、緊張すると思っていましたが、やれることは全てやったという自負心から、全くと言っていいほど緊張しませんでした。入試の終了後も、答え合わせの話題は一切せず、友達と帰り道に、「終わったー。」と叫んで気を晴らしました。

合格発表で自分の番号を発見したときは、経験したことのない清々しい気持ちになり、心の中が雲一つない青空のようでした。

大変な一年を支えてくれた友達、家族、塾の先生方、本当に感謝しています。ありがとうございました。

ここからは、この一年を通して大切だと感じたことを紹介します。まず、一番大切なのは勉強方法です。ダルビッシュ有さんの発言の中に、「練習は嘘をつかないって言葉あるけど、頭使って練習しないと普通に嘘つくよ」という言葉がありますが、これは勉強でも同じことが言えると思います。どれだけ時間をかけても、漢字を何回書いても、ただがむしゃらにやっても、結果なんて出ません。自分が考えて結果の出た勉強方法は、模試や過去問で苦手単元を見つけ、いつまでに何をして身に付けるのかを細かく目標を立てて勉強することです。単純ですが、その方が効率的でおすすめです。もう一つはメリハリです。自分は一月でも二月でも遊ぶ日は決めていました。ダラダラ何時間も勉強するよりは、集中して遊ぶ時間も作ることで辛さや苦しさという気持ちが和らぎ、勉強への前向きな姿勢が継続できるからです。

二つ目に大切なものは環境です。自分は友達に恵まれていて、また学校のクラスもとても楽しい雰囲気のクラスでした。そのおかげで、勉強に集中することができました。学校や友達との会話が楽しければ、受験勉強もそれほど苦ではなくなります。このように、勉強に邁進するための環境作りはとても大切です。

これから受験をする三年生の人は大変かと思いますが、受験を楽しみ、効率よくがんばってください。

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