滋賀県立彦根東高等学校(普通科)
合格-2020年度
ファッションデザイナーになって、世界一のファッションブランドを作り、デザインした服を、世界中の貧困で困っている人に支援することです。
僕はある日、何気なくテレビを見ていました。そのテレビ番組はファッションの特集をしていました。そのときに見た服がとてもかっこよく、輝いて見えました。「僕もこんなふうに人々を魅了させる服をデザインしたい」と思ったことが、この志の始まりです。この志を実現するには、服のことを知り尽くし、さまざまな考えを持つ必要があります。だから、これからは、さまざまなことを体験しながら、服について勉強していきます。
やり抜く力
僕は小学六年生の春、中学受験をするために成基学園に入塾しました。入試日が近づくにつれて、勉強をしなければいけないという思いが強くなっていきました。しかし勉強量が少なかった僕は、入試当日、頭が真っ白になり、問題をすべて解き切ることができませんでした。案の定、落ちていました。電車に乗って帰るときは、仕方がないと思っていました。普段通り、その日の夕方から塾に行きました。するとF先生に面談室に呼び出されました。内容はほぼ忘れてしまいましたが、一つはっきりと覚えていることがあります。それは、先生の前で泣いたということです。自分でもなぜ泣いているのかよくわかりませんでした。時間をかけて考えると、自分が思っていただけ、考えていただけで行動に移さなかった自分に対する悔しさと、自分を支えたり、応援したりしてくださった方々へ、何も恩返しすることができなかった無力感から来る涙でした。それを理解したとき、自分がとても未熟であり、なんて弱い人間なんだと思いました。僕は、これからは常に行動しようと決めました。中学受験では行動に移せなかったからです。すべては行動しないと始まりません。
このことを決心し、地元の中学校に入学しました。地元の中学校には、さまざまな学力の人が通っていました。授業は全員が静かではないのが当たり前。いつも誰かが話していて、勉強がやりにくい環境でした。しかし僕は、この環境で勉強に集中できたら、どんなところでも集中できる最強の人間になれると思い、その中で勉強に打ち込みました。塾では集中できる環境が整っていたので、勉強に没頭できました。また、塾は学力別のクラスになっていて、上からS2、S1、Aと分けられていました。小学六年生のときはAクラスでした。しかし勉強に対する気持ちは人よりも熱かったので、中学校からは一つ上のSクラスに上がることができました。しかし、そこからなかなか上がることができず、伸び悩んでいました。そのまま二年生になりました。中学校に入学するときに決めた、「常に行動する」ということが薄れていました。しかし二年生の夏、再びその目標を心に決めることとなりました。その良い影響を与えてくれたのは、二年生の〈夏期英数合宿(英数合宿)〉でした。この〈英数合宿〉では、グループ別に学習しました。あえてグループの中の学力がバラバラになっていました。そのグループの中で僕の学力は下の方でした。この環境で僕は、このままでは再び入試に落ちてしまうと思い、気合いを入れ直しました。友だちはすでに受験に対して本気になっている人ばかりだったので、とても驚きました。自分の受験への向き合い方を見直す機会となりました。
しかし、数ヵ月が過ぎると再び、「常に行動する」という決意が頭の中から消えていきました。そんな中、再度僕を変えてくれるきっかけとなったのは、三年生の〈夏期学習合宿(合宿)〉でした。この〈合宿〉で僕は、みんなが二年生のときよりも本気になって勉強していると感じました。それに対して、僕は何も変わっていませんでした。この〈合宿〉で気合いを入れ直した僕は、〈日曜進学教室〉、〈正月特訓〉に本気で取り組みました。これらに本気で取り組めた理由は、三年生の〈合宿〉で身につけた強いメンタルと、そのときにできた仲間を心の底から信じることができたからだと思います。
そして、特色選抜の入試の日がやってきました。入試前日は、とても緊張していました。しかし入試の日は、前日に緊張をすべて出しきったのか全然緊張せず、テンションが上がっていました。校門の前に立っておられた先生に応援され、さらに安心できました。
合否の発表は、中学校で個別にされました。合格したのがわかったときは、実感がなかったのですが、とても嬉しかったです。それまでお世話になった方々への感謝の気持ちで、胸がいっぱいになりました。両親、そして先生方、仲間たち、本当にありがとうございました。僕は成基学園で、ただただ勉強するだけではなく、勉強をする理由や目的を理解できたので、合格を勝ち取れたのだと思います。
これから受験をするみなさんに伝えたいことがあります。それは、「努力を続け、最後までやり抜く」ということです。僕は、どんな人間でも努力をして最後までやり抜けば、成功が待っていると信じています。だから、とにかく行動する。行動しなければ何も始まりません。行動することによって、人は変わることができます。また、先生方を信じること、これがとても大切です。先生方は、数え切れないほど受験生を見てきているので経験豊富です。成基学園の先生方を信じれば、そこには合格が待っているでしょう。みなさんの合格を心より祈っています。
2022年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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三﨑 大誠さん | エスト |
2018年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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湯地 恵美梨さん | ギャザ |
2016年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
---|---|---|
S・Kさん | ギャザ |