滋賀県立
石山高等学校(普通科)
合格-2015年度
私が歩んだ道
私の将来の夢は、救急獣医になることです。
私は小さい頃から動物が好きで、動物の命を救う仕事をしたいと思い、救急獣医を志すようになりました。
私は小学三年生のとき、兄が通っていた成基学園に入塾しました。中学生になってからは、塾で出される宿題などはこなしていましたが、本格的に受験勉強を始めたのは中学三年生の夏、部活の引退後でした。そのときはまだ、受験勉強の大切さがわかっていませんでした。
しかし、四泊五日の〈夏期合宿(合宿)〉に参加したことによって、受験勉強に対する気持ちが変わりました。一日のほとんどを勉強に費やす過酷なものでしたが、周りは自分と同じ、第一志望校に合格するという目標を持った人たちばかりで、必死で勉強している姿を見て、自分もがんばらなければ、という気持ちになりました。長いようで短かった五日間でしたが、毎日がとても充実していました。
〈合宿〉を終えてからは、学校や成基学園で、わからなかった問題、解けなかった問題を先生に質問し、理解するまで、そして自分一人で解けるようになるまで、ひたすら問題を解く、ということを始めました。また家では、まず基本をしっかり勉強し直そうと思い、一冊のテキストを何度も繰り返し勉強することを始めました。そのおかげか、学校の実力テストで少しずつ手応えを感じることができました。
二学期になり、学校の先生との三者面談で、合格する可能性より落ちる可能性のほうが高い特色選抜入試を受験するのか、しないのかについて話し合いました。先生は、特色選抜入試が不合格だった場合、一般入試までに気持ちの切り替えが必要であることを、私にていねいに教えてくださいました。そして、一度に二つのことを行うことが苦手で、落ち込みやすいという私の性格から、特色選抜入試は受験せず、一般入試で勝負するという結論になりました。最初は、周りの友だちはみんな受験するのに、なぜ自分だけ受験しないことに決めたのか、もし特色選抜入試を受験して合格したら早く受験勉強から解放されるのに、などという気持ちでいっぱいでした。
秋からは、〈日曜特訓講座(日特)〉が始まりました。〈日特〉では毎回テストがあり、自分の得意と苦手を把握することができました。そのため、どの教科の、どの範囲を優先して勉強すれば良いのかが理解でき、家での勉強にとても役立ちました。
〈日特〉が終わり、県内私立の入試が始まりました。人生で初めての入試であったために、とても緊張しました。高校入試の雰囲気がどんなものなのかを感じられる、良い経験となりました。初めての入試が終わり、少し休憩したいところでしたが、すぐに京都私立の入試の日になり、第二志望校の私立も無事合格することができました。
京都私立入試が終わる頃、特色選抜入試で合格した友だちに会うことにより、また私の心に焦りが生じました。自分は特色選抜入試という大きなチャンスを無駄にしてしまったという気持ちと、特色選抜入試で合格した友だちをうらやましく思う気持ちが出てきて、もう第二志望校の私立の高校でいい、早く受験勉強を終えたい、と考える時間が多くなりました。しかし、父や塾の先生に相談し、そして、自分自身で考え悩み抜いて、やはり私は今まで自分が行きたかった第一志望の高校に行きたい、と思い、一般入試までの残り少ない時間を後悔しないよう勉強に費やしました。京都私立の入試から、公立の一般入試までの約一ヵ月はとても苦しいものでしたが、自分の弱気な心に打ち勝ち、人生で最も勉強した日々でした。
そして迎えた一般入試。私は全く緊張せず、リラックスしてテストに臨むことができました。
合格発表の日、学校の先生から電話があり、おめでとう、と言われたときの驚きは忘れられません。自信をなくすこともありましたが、自分が決めた道を進んできて本当に良かったです。
後輩のみなさん、これから先、とても辛いことや逃げ出したいことがたくさんあると思います。しかし、逃げ出さず挑戦し続けることによって、必ず良い結果がついてくると思います。自分の信じた道を進み続けてください。
支えてくださった家族、友だち、学校の先生、そして成基学園の先生方、本当にありがとうございました。
支えてくださったみなさんに最高の恩返しができるよう、立派な大人になってみせます。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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伊吹 穣さん | 大津京 |
2019年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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大山 翔平さん | 瀬田 |