滋賀県立
石山高等学校(普通科)
合格-2021年度
外交官になって、世界平和の実現に貢献することです。
小学生の頃、学校の授業やニュースなどを通して今世界が平和であると言いきれない状況であると知り、自分にも世界平和を実現するために何か貢献することができないかと思ったのが、この志を持ったきっかけです。これまで志を果たすために、中学校の生徒会長になって人と人との調和を保つように努力してきました。これからも勉強はもちろん、世界の情勢や歴史を強く意識しながら生活していきたいです。
〝受験〟を最高なものにするために
僕は中学一年生の終わりに、同じ部活動だったYさんからの誘いを受け、成基学園に入塾しました。しかし、入塾する以前は全く勉強をしていなかった僕は、入塾するための簡単なテストで悲惨な点をとってしまい、塾の先生に普段しっかり学校のテストを受けているか心配されるほどの学力でした。そんな僕が三年生になって滋賀県立 石山高等学校に特色選抜で合格し、洛南高等学校の海パラダイムなどに併願で合格することができたのは、家族や数々の先生方、そして何よりも成基学園で出会った仲間のおかげでした。今回はこの仲間と共に歩んだ受験期を、受験録に残したいと思います。
成基学園に入塾したばかりの頃は、Aクラスという、成績が下のクラスで勉強していました。初めは少し勉強するだけでどんどんと成績が上がりました。そして、学校の定期テストで五教科で九割を取れるようになり、二年生の秋頃に、僕を成基学園に誘ったYさんのいる、上のSクラスへと上がることができました。Sクラスに上がってからは周りのレベルが高く、特に授業を受ける雰囲気がAクラスとは大きく違うことに驚きを隠せなかったことを覚えています。そのなかでも、Yさんは成基学園でトップレベルの成績をとるほど頭が良く、共に勉強するにつれて、彼に対して尊敬と憧れの気持ちを持つようになりました。それでもなんとか必死に食らいついていると、三年生の夏に転機が訪れました。ある日、塾の授業が終わり、いつも通り帰ろうとしたとき、Yさんが自習室で自習している姿を見かけました。そのとき僕は、Yさんが賢いのは人より勉強しているからなんだと、とても当たり前なことを初めて知ったかのように心の底から思いました。その日から僕はYさんと共に自習室に行くようになりました。
すると、僕に起こった心情の変化が他の人にも起こったのか、同じ塾の友だちが次々と自習室に来るようになりました。自習室では友だち同士会話をすることはありませんでしたが、共に勉強するという一体感を感じ、自然と自習室に来ていた同い年の男子一〇人ほどでとても仲良くなることができました。これが僕と仲間との出会いでした。僕はこの仲間と出会って良かったことがたくさんあります。
一つ目は勉強時間が増えたことです。仲間と共に勉強することで、みんなには負けない、みんなががんばっているのだから自分もがんばろうと、一人のとき以上に勉強に対するモチベーションを保ち続けることができました。そのおかげで勉強時間が大幅に伸びました。平日、休日に関わらず毎日自習室に行くことが当たり前になり、一週間で自習時間が五〇時間を超えることも珍しくなくなりました。
二つ目は仲間と共に切磋琢磨することができたことです。模試の成績や、自習時間、入試の過去問の点数で競い合ったり、問題を出し合ったり、得意な教科を教え合ったり、わからないことを共に考えたりすることができ、集団としてのレベルも上がっていきました。お互いに助け合い、刺激し合い高め合えることこそ、仲間の偉大さだと思います。
三つ目は自習室に行って勉強すること、そして受験勉強自体が苦ではなくなったことです。仲の良い友だちと遊ぶ感覚で勉強することができ、受験期が本当に楽しい青春のように感じられました。受験が終わった今でも仲間と共にまた自習室で勉強したいとよく思います。
しかし、今これを読んでいる現受験生やこれから受験生になる人のなかには、そんなことありえないと思う人もいるかもしれません。でも、これは僕の本心です。本心で勉強を楽しいと感じることができ、志望校にも合格することができました。
だからみなさんも、これほど楽しくて充実した受験を経験するために、ぜひ心の友と呼べるような、受験を共に闘う仲間を見つけてはどうですか。受験は団体戦。この言葉を忘れずに、これからも勉強に励んでください。
僕のこの最高の仲間と共に過ごした最高の受験経験が、誰かの役に立つことを期待してここに記します。
最後に、僕を一番近くで支えてくれた両親、勉強面で僕にたくさん気づきと学びを与えてくださった塾のメンター方、僕によりよい環境を与えてくださった塾の教室長や先生方、本当にありがとうございました。
この経験を生かし、高校でも仲間を大切に青春を謳歌し、志実現のために努力していきたいと思います。
2019年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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大山 翔平さん | 瀬田 |