洛南高等学校(空パラダイム科) | 継続は力なり【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

洛南高等学校
(空パラダイム科)
合格-2018年度

わたしの志は、

お客さんを安全に目的地まで送り届け、快適な空の旅を提供できる飛行機のパイロットになることです。

私がこの夢を持ったのは幼稚園の頃です。私の祖父母は少し遠くに住んでいて会いに行くときは飛行機を使っていました。幼い頃の私にとって、飛行機は祖父母に会わせてくれる特別な乗り物だったのです。そんな特別な乗り物を操縦するパイロットもまた特別で、格好よく見えました。そして、パイロットになることを決意しました。私は、飛行機はただ人や物を運ぶだけではなく、たくさんの人の夢や希望も運べる乗り物だと思います。

継続は力なり

「あった!」
隣で母の声が聞こえました。

合格発表当日、私と母と祖母はドキドキしながら洛南高等学校の正門が開くのを待っていました。きっと受かっている、そう信じながらもどこからか不安も押し寄せ、今までで一番緊張するひと時を過ごしました。私の受験番号は母がはじめに見つけました。「あった!」と言った瞬間から母はもう涙目になっていて、私も自分の目で確かめたとき、何だかわからないけれどいろんな思いが込み上げてきました。三人で嬉し涙を流しました。何度も何度も張り出されている自分の受験番号を確かめました。合格して本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。

そして、私は三年前の中学受験を思い出しました。私にとっては苦い思い出です。しかし、中学受験があったからこそ、今の私があるのだと思います。

私は小学校四年生の頃、中学受験のために成基学園に入塾しました。はじめは、「がんばって今よりもずっとずっと賢くなるぞ!!」という強い気持ちを持っていましたが、入ってみると三年生からきている人もいて、「私は少し遅れているのかな。」と思い不安を感じました。しかし、二年間の努力のお陰でそんな不安も吹き飛び、六年生に上がるときには六クラスある中で上から二番目のクラスに入れてもらえました。喜んでいたのも束の間。もちろん、そこからしんどい日々が始まりました。はじめは〈日曜進学教室(日進)〉の成績もよく、成基学園で成績上位の人が受講できる〈最難関特訓〉の受講資格も得ることができました。ところが〈日進〉も後半に入ると今までにない程成績が落ちることがあり、悩む日々が増えました。何が原因なのかもわからず、ただひたすら勉強しました。しかし、それでも成績は一定せず……。母には、「先生に相談したらいいのではないか。」と言われ続けていたのにも関わらず、私は言うことを聞きませんでした。相談しようと決めてからもなかなかタイミングが合わず、ずっと先延ばしになり、やっと相談できたときにはすでに受験日のおよそ二ヵ月前でした。もちろん先生には怒られました。「なんでもっと早く相談に来なかったのか。」と。しかし、先生は私を見捨てず、有益なアドバイスをくださり、成績も安定するようになりました。

そして、迎えた受験当日。「今までやってきた分の力を出せば受かる」そう思っていました。私はたくさんの人に応援されているのだから、期待に応えなければならない!しかしそこで忘れ物をしたことに気づいたのです。私は甘かった。今でもそう思います。私は受験会場、しかも第一志望校の学校に腕時計をつけ忘れて行ってしまいました。私はパニックになりました。幸い、近くにいた親切な先生が時計を貸してくださったのですが、自分が情けなくて悔しくて涙が出てきました。そんな状態でテストに集中できるはずもなく呆気なく終わりました。結果はもちろん不合格。三年間の努力がこんな風に水の泡になるとは思ってもいませんでした。しかし、今考えてみると水の泡になどなっていなかったと思います。三年間で学んだことは私の中に生き続け、私をステップアップさせ、洛南高校へ導いてくれたのだと思います。また、二つのことに気づかされました。

それは、人の言うことは素直に聞くということ。そして、忘れ物をしてはいけないということです。これを見て、「当たり前じゃないか」とか「綺麗事を言うな」と思う人がいるかもしれません。しかし、当たり前だからこそ当たり前にできないといけないと私は思います。

最後に、これから受験をする後輩に伝えたいことが三つあります。

一つ目は、勉強する時間を区切って休憩とのメリハリをつけることです。私の場合は休憩では寝るようにしていました。五分から十分だけでも、頭は整理されて学習したことが定着しやすくなります。

二つ目は、復習してわからないところは必ず質問することです。私ははじめ、あまり質問に行かなかったのですが、わからないところをためてはいけないと思い行くようにしました。先生方は丁寧にわかるまで説明してくださるので質問をした者勝ちだと思います。

三つ目は、自分を支えてくれている人の存在を忘れないことです。また、感謝の気持ちも忘れてはいけません。これらを頭に置いて、がんばってください。

今まで支えてくださった先生方、お父さん、お母さん、同じクラスだった友だちに、感謝の気持ちでいっぱいです。特にSSクラスはいつもにぎやかで、男子が話しているのを聞いているだけで楽しかったです。塾に行くことが毎日の楽しみでした。本当にありがとうございました。これからも努力を続けて何事もがんばっていきたいと思います!

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