高槻中学校
合格-2020年度

わたしの志は、

周囲に対する感謝を常にもち、関わる人みんなを笑顔にすることができる人になることです。

今、世界では、災害の他に病気の流行、紛争などが問題となっています。世界中の人々全員が常に笑顔で幸せだとは必ずしも言い切れない状況にあるので、私は全ての人々を笑顔にできる人になりたいと思いました。世界のあらゆることを知り、災害や病気、紛争といった人類の大きな課題を解決できる職業に就いて、私から世界中の人々に笑顔と幸せの輪を広げていきたいです。

あきらめなかったからかなった想い

私は、小学四年生の九月頃に、成基学園に入塾しました。両親にすすめられたことがきっかけです。

入塾したばかりの頃は、受験に対して特に何も考えることなく、勉強もあまりしませんでした。そのせいか、〈成基オープンテスト〉では良い成績を取れず、そんなことが何回も続きました。

そんな私の成績が良くなったのは、五年生のときです。父に、「まちがえた問題を繰り返し練習するといいよ。」と言われ、実際にやってみました。あまり勉強をしたことのない私だったので、途中で嫌になってしまったことも何回かありました。それでもねばり強く続けた結果、今まで苦手だった算数や理科の点数が大きく上がったのです。そのとき、私は大きな達成感を覚えました。その場では難しく感じていても、できるようになることを信じて何度もくり返すことは本当に大切だと思います。

しかし六年生になり、宿題をするのに精一杯で、今までのように勉強をすることが難しくなり、私が思うような成績も取れなくなりました。

そんな中、ただ時間だけが過ぎていき、私自身、やる気も消えかかっていました。そんな私を変えてくれたのは、〈夏期学習合宿（合宿）〉です。全員が志望校に合格するために、必死になって勉強をしている姿を見て、「自分もがんばらないといけない」と思うことができました。先生方の熱意ある、そしてわかりやすい授業を受け、勉強の楽しさがわかりました。

〈合宿〉後、勉強に対するモチベーションを高く維持し、前向きになれていた私は、空いた時間に勉強をするように取り組み、一日の勉強時間が増えるよう工夫しました。

気がつけば、季節は秋になっていました。入試までの日が近づいてきている中、私は第一志望校を決めることができずにいました。一応、志望校は決まってはいたのですが、自分の中ではあまり納得できずにいました。そんな私が志望校を決めたのは、面談のときでした。先生に、「第一志望校、どこにする？」と聞かれ、心のどこかで、「高槻中学校に一番行きたい。どうしても行きたい！」と思っていた私は、先生や家族にその決意を伝え、もともと第二志望校だった高槻中を第一志望校にしました。

それから先、高槻中に合格するために、今まで以上に勉強にはげみました。例えば、漢字の問題や計算問題をしたり、算数や理科の過去問でできなかった、まちがえた問題をくり返し練習したりしました。他にも、社会や国語の知識は、書いて覚えるように心がけました。

入試の一週間前には、〈正月特訓〉や〈直前特訓〉であまりできなかった単元を中心として、国語、算数、理科、社会の知識を確認しました。

そしてむかえた入試当日。入試の前日は、合格するかどうか不安で、とてもきん張していました。それが、入試当日は、先生方が応援に来てくださったこともあってか、不思議ときん張しませんでした。試験がはじまる前に、今まで自分ががんばってきたことや、先生方のアドバイス、メッセージを思い返しました。そうすることで、「自分ならきっとできる」と思うことができ、いつも通りに、落ち着いて問題を解くことができました。

そして合格発表。けい示板の、自分の受験番号を見たときは、おどろきのあまり信じることができませんでした。家族の皆が、親せきの人たちに話しているのを見て、ようやく、合格したのだということを実感しました。理科の点数は、今まで解いた過去問の中でも一番高く、算数も普段より点数が高かったので、とてもうれしく、今までがんばってきて良かったと思いました。

私がこの受験を通して学んだことは、たくさんありました。その中でも大切だと思うことは、「自分を信じる」ということです。「自分なんかできるはずがない」と思うよりも、「自分ならできる」と思う方がやる気もでます。また、最後まであきらめないことにもつながり、結果にもつながると、私は思います。他にも、自分が今までできなかったことも、何回もくり返し練習することで、できるようになるのだということを学ぶことができました。中学受験を通して学んだことを活かし、これからもがんばっていきたいと思っています。

こうして、中学受験を通して良い思い出をつくることができたのは、今まで私を支えてくれた家族、そして塾の先生方のおかげです。

本当に、ありがとうございました。