同志社香里中学校
合格-2014年度

緊張

ぼくが成基学園に入塾したのは四年生の最初のころで、当時は、あまり中学受験をするという自覚がなかった。そして、勉強もさっとすますだけで、宿題しかしていなかった。第一志望校は同志社香里中学校と決めていたが、なんとなく思ってい るだけだった。だが、五年生になって宿題の量も増え、遊んでいてはこなせなくなってきた。そのころに、第一志望校の同志社香里中へ見学に行った。

ぼくの夢は、父の会社に勤めることだ。第一志望校の同志社香里中は、経営者の子弟が多く通っていると聞いたことがあり、それがきっかけで目指すようになった。だが、五年生の途中までは、四年生のころに覚えきれていなかったところが原因で、なかなか成績が上がらなかった。そのころは二組だったが、勉強をまだまだ真剣にしていなかった。そして、五年生の〈夏期講習会〉の最終日テストがとても悪く、一組に落ちてしまいそうだった。それをきっかけに勉強を真剣にし、二組にい続けようと思って勉強した。そして、なんとか二組のまま六年生に進級した。六年生の最初の授業。少し緊張したけれど、楽しく受けることができた。宿題の量が多くなったが、毎日やっていくことで慣れていって普通にこなせるようになり、少し余裕も出てきた。

ぼくはもともとよく緊張するので、いろいろな中学校のプレテストを受けることにした。まず最初は五ッ木のテストだった。そのときは、とても緊張してあまりできず、同志社香里中の判定もそれほどよくなかった。だが、次の五ッ木のテストも前回と同じ環境で受け、テストに慣れることができた。おかげで、志望校の判定も良くなり、調子が出てきた。その後、常翔啓光学園中学校、大阪青凌中学校、関西大学北陽中学校のプレテストも受け、ほとんど緊張しないようになった。そして、多くの人が受ける大阪桐蔭中学校のプレテスト。そのときは、同じクラスのみんなと成基学園のバスで一緒に楽しく行くことができた。だが、会場である大阪産業大学のロータリーにバスが着くと、一気に緊張してきた。そのような状況でも何とか乗り越えられ、プレテストは終わった。

そして、とうとう六年生の冬休み。〈冬期講習会〉があり、テキストも配られた。そのころにはテキストの分厚さにも慣れていて、いろいろな先生からたくさんのことを教えてもらった。そして授業もラストスパートになり、より集中するようになった。そのころ、最も心配したのは病気だ。ぼくは昔から病気をしやすく、六年生のときにも高熱を出した。だから、もしこの時期にかぜをひいてしまうと、受験勉強のペースもくるってしまうし、時間もなくなってしまう。だが、このときには体調管理に気をつけて、かぜをひくことはなく、なんとか乗り越えることができた。

とうとう一月十八日の受験当日。まずは第一志望校の同志社香里中の前期。いつもの通り、プレテストを受ける感覚で問題を解いた。だが、算数を解いている途中に分からない問題があった。それでも冷静になり、そこをとばして次の問題を解いた。次の社会、理科と問題を解いていき、一校目の受験は終わった。今まで過去問をやってきたが、そのときよりも難しいと感じた。そして二校目の関大北陽中。これはなんとか乗り越えた。

一月十九日。この日は第一志望校の合格発表が午後にあった。三校目の受験もあったが、それは問題の解答に自信があった。その受験後、同志社香里中のウェブサイトで合格発表を見た。合格だった。とてもうれしく、信じられなかった。

今までたくさんの困難なことがあったが、その都度、先生方に助けてもらった。また、その困難があったからこそ合格できて、このように貴重な経験をすることができた。そして、緊張を克服することができた。今まで応援してくれた人たちに本当に感謝している。ありがとうございました。同志社香里中に入学しても、しっかりがんばり、楽しくすごしていこうと思う。