京都府立桃山高等学校 | 塵も積もれば山となる【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立桃山高等学校
合格-2024年度

相模 奏佑さん

わたしの志は、

教師になって、生徒一人一人と向きあって少しでも楽しい学校生活を送ってもらうことです。

私は、部活や体育祭で大事な役割を背負っていたので、たくさんの悩みを抱えていました。そんな時いつもそばにいて話を聞いてくださったのは担任の先生、顧問の先生、それ以外の学年の先生方でした。だから私は、そんな優しい先生になりたいと思うようになりました。

塵も積もれば山となる

僕は、小学5年生の春頃に成基学園に入塾しました。入塾したきっかけは仲の良い友達からの誘いでした。小学生の頃はあくまで友達が行っていて、自分も行ってみたいという浅い理由だったのであまり覚えていません。正直なところ小学校の勉強で困った印象はありません。しかし、中学生になり、勉強の大変さを改めて知りました。中学生になると、勉強が飛躍的に難しくなるのはもちろん、僕は中学校でバスケットボール部に入部したため、文武両道の日々で入学当初は本当に疲れ果てていたのを覚えています。そのため、塾の勉強が少しおろそかになり、模試では、御三家や京都府立桃山高等学校などはいつもC判定かD判定でした。しかし、1、2年生の頃の僕は、高校受験なんて頭に無かったし、学校の成績もオール5に近かったので忙しいながらも充実した楽しい中学校生活を送っていました。部活のオフの日は友達と出掛けたり、夜遅くまでゲームしたり、基本テスト勉強か宿題以外で勉強することはありませんでした。ですがそんな余裕も中学3年生になるとあっという間に無くなっていきました。ついに受験勉強が始まったのです。僕が3年生になって一番困った教科は理科と社会です。僕は、3年生まで数英国の3教科しか授業を受けていなかったし、しかも自分はテスト前に復習するということを繰り返していたので頭に全然残っていませんでした。そのため塾の確認テストでは、人にあまり言えないくらいの点数を取ったり、模試も1、2年生と変わらない結果でした。また、3年生になった当初は、少しあせりを感じ、勉強に専念しようと思っていましたが行動にするのが難しく、友達と遊んだり、クラブチームに入部したりしたので、1、2年生の時とさほど勉強量は変わりませんでした。しかしそんな中僕を変えたきっかけの1つである夏休みが訪れたのです。私は夏休みという長い時間のほとんどを理科と社会にあてました。特に、僕は部活動体験と学校説明会を通して桃山高校に志望したいと思い始めた頃だったので、理科を基礎から仕上げました。夏期講習が終わるとそのまま塾で1、2年生の教科書、ノートを開き、ひたすら読み書きし、頭に叩き込む。そんな日々が続き、夏休みも終わりを迎えました。僕はそこで自分の伸び、そして基礎の大切さを知りました。なんと第2回の日曜進学教室(日進)にて、理科で22位を取ることができたのです。僕は嬉しさのあまり帰宅後速攻両親に報告したのを覚えています。僕は、その後、社会では教科書を読み込み、数学では公式をひたすら覚え、国語では漢字や古典の意味やルールを覚え、英語では単語帳をひたすら読むなど他の教科でも基礎を固めました。すると、結果はすぐに現れ、<日進>では複数の教科が100位以内に載ることができ、最高で数学6位を取ることが出来ました。また模試では、念願の桃山高校B判定を取ることが出来ました。そんな中もう1つのきっかけが訪れます。それは、冬休みです。僕は、理科が伸びてきている一方で国語が伸びていないことに気付きました。特に記述問題が解けず、白紙のままのことが多かったのです。そしてどうしようと悩んでいると塾の国語の先生が声をかけてくださり、記述問題の採点と添削をしてもらいました。すると、赤本の国語の記述問題が少しずつ書けるようになりました。また国語の先生がアドバイスやほめ言葉を採点した用紙に付け加えてくださったので、それを見てモチベーションを高めていたのを今でも覚えています。僕はその後も赤本をひたすら解いていき、日々の空いた少しの時間で1つでも多く、1つでも内容濃く覚えるためにと、英単語や化学式など基礎を固めました。そして迎えた入試当日。少し緊張していたものの校門の前で待ってくださった成基学園の先生方に励まされたので、緊張が嘘のように吹き飛びました。また入試問題でも少し傾向も変わっていたものの、今までの努力を自信にして、全力で挑むことができ、その1週間後、笑顔で合格発表を迎えることができました。

僕は、これから高校受験される人たちに1つだけ言いたいことがあります。それは、基礎を絶対に仕上げてください。それは当日にも影響があり、基礎という土台があれば自信が付きます。その自信を信じてください。そして、今まで自分を支えてくださった成基学園の先生方、家族、学校の先生方、本当にお世話になり、ありがとうございました。

保護者からのコメント

保護者名 相模 玲奈

成基学園には5年間お世話になりました。5年生で国語、6年生で国語・数学と少ない時間だったため、習い事感覚で気楽に通っていたように思います。中学校へ行ってからは教科も増え、部活に勉強に遊びにと忙しくなり、「1日24時間じゃ足りない」とよく言っていました。小さい頃からやると決めた事は少しでも良くなるように努力し、結果がどうであれ最後まで諦めずに挑戦する子でした。部活も引退まで全力で戦い、やっと受験モードにという感じで、少し遅いと心配しましたが、どんな時も励まし献身的に支えて下さった先生方や、自習室で一緒に努力してきた仲間の存在が奏佑にとって心強い支えと自信になっていました。
これからも今までの出会いと経験を大切に充実した高校生活を過ごしてもらえたらと思います。今まで大変お世話になりありがとうございました。

担任からのコメント

第一志望合格おめでとう。ほっとしました、本当に良かったです。
初めて中1で教えた時、力がありながら、それをなかなか発揮できませんでした。そこそこの成績がとれることで満足し、もう一歩踏み込んだ努力をしなかったからです。中3になって再び担当した際も、あまり状況は変わらない様子で、心配でした。
しかし、それも、今では懐かしい思い出です。6月の三者面談で、クラブ活動が終わった後は全力で勉強に取り組むと宣言。有言実行。顔つきも変わり、集中して取り組み、質問もよくし、過去問の添削も頻繁に持ってきました。あっぱれでした。
高校では、1年目から厳しい勉強を強いられると思います。これまでの反省や受験勉強のなかで学んだことを生かして、持ち前のパワーで頑張ってください。応援しています。
そして、家族や周りの人たちに支えられているという感謝の気持ちを忘れず、人間として大きくなっていってくれることを祈っています。

松本 由里子

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