京都府立桃山高等学校 | 努力の一年間【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立桃山高等学校
合格-2018年度

わたしの志は、

人に慕われるような医者になり、多くの人を助けることです。

僕が幼いころに亡くなった祖父の兄弟が町医者をやっていました。僕はほとんど面識がなかったのですが、多くの人が彼を褒めていて、そんな風になりたいと思いました。医者という職業は簡単にはなれないと思います。しかし僕は、高校受験で身についた集中力とねばり強さで、この志を実現したいと思います。

努力の一年間

僕が進路について真剣に考え始めたのは、中学三年生になってからでした。高校を選ぶ基準となったのが部活で、弓道をやりたいと思っていた僕は、祖母も通っていた京都府立桃山高等学校を選びました。最初は弓道をやりたいだけだったので、普通科にしようと思っていたのですが、成基学園に入ってから、その考えは一変しました。

入塾してすぐは、Hクラスからでした。入塾テストでは真ん中のクラスの実力でした。しかし、途中入塾のため、学校の内容と異なる内容を並行して進める、ということは塾に通ったことのない僕にとっては大変なことで、それでも「落ちないために」と必死にがんばりました。

僕が初めて受けた模試の結果が返ってきて、初めて出された偏差値にわくわくしていた頃に、当時担任だったH先生から
「模試の偏差値も高かったし、もっとレベルの高い模試受けてみいひんか。ただ、お前は入ってすぐで、深い内容のことをやりきれてへんから、ひどい結果になるかもしれへんけどええか。」
というふうに声をかけられ、どんなものか楽しみだった僕はそれを受けてみることにしました。返ってきた結果は、良くも悪くも極端なものでした。良かったものは理科で、御三家と呼ばれる京都市の三大公立高校を受ける生徒を対象とした模試で、全体で十位だったのでとてもうれしかったのですが、反対に英語は二割の点しか取れませんでした。この頃から学力的にも自然科学科を視野に入れていたのですが、先の模試の結果と、学校でも
「自然科学を狙うならこのままでは成績が足らんと思うぞ。」
と言われたのをきっかけに「このままではまずい」と思い、夏休みから一つ上のSクラスで授業を受けることにしました。

Sクラスでの授業は大変なものでした。特に数学の授業はとても速く、内容もすごく難しいものだったので、〈夏期講習会〉の間は本当についていくのが必死でした。夏の〈夏期学習合宿〉では、僕の行った会場では〈夏期講習会〉の内容よりもやさしいものだったので、その間にたくさんの学習をし、学力の差を埋めるように努力しました。

努力の結果、夏休み明けのSクラスでの授業にはついていけるようになり、〈日曜進学教室〉のクラス分けでは、先生方に誘われ《ウルトラコース》を受けることになりました。《ウルトラコース》ではさすがについていくことが難しいときもありましたが、《チャレンジコース》になってからも共通回などでは高い点をとり、同じクラスの友だちに「ウルトラに戻って来いよ」と言われることもしばしばありました。担任面談では
「偏差値だけならもっと上の学校も行ける。」
というふうにも言われましたが、それを信じられなかった僕はさらに勉強を続けました。

〈冬期講習会〉の時期になると、その授業についていけて、学習が身についているのを実感できました。また、そのころは学校の成績も大きく上がっていて、勉強をして知識が身につくということが楽しくなってきました。

年が明け、〈直前特訓〉のクラスが発表されました。僕のクラスは御三家を対象とした最も上のクラスで、桃山高校を志望する人は別のクラスであったので、出される問題の質も全然違うということを親に伝えると、
「なら先生に言ってクラスを変えてもらったら?」
と言われました。似ているところもいくらかあったし発展的な学習をして損はないと思ったので、そのまま三回の〈直前特訓〉を乗りきりました。

その後、二週間が経ってから迎えた私立高校の入試がありました。本命ではなかったのでそこまで緊張はしなかったのですが、終わった後の合格発表が届いたときはドキドキしました。結果は無事合格でした。

合格を受けて勢いに乗った僕は、その後の一週間で最後の仕上げをし、本命である桃山高校の入試に臨みました。筆記は私立で入試の感じを知ったからか、緊張はしなかったのですが、翌日の面接は驚くほど緊張しました。しかし、対策や練習のおかげでしっかり受け答えができました。

入試が終わってから、合格発表までが一番緊張しました。合格発表は中学校から直接行ったのですが、母も高校に来てくれて、一緒に発表を見ました。期待も不安もありました。結果は合格でした。嬉しかったです。合格できたこと、そしてなにより、一年の学習の成果が出たことが。

一年間勉強を教えてくれた成基学園の先生方と十五年間も育ててくれた両親には感謝に耐えません。今後もこの感謝を忘れずにがんばりたいです。

努力は身につく。僕はこの一年でこのことを学びました。なので、これからも努力を続けて、志を実現したいです。

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