京都府立桃山高等学校 | 不屈【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立桃山高等学校
合格-2021年度

わたしの志は、

CAになって、海外の人に日本の良さを知ってもらうことです。

わたしはある日、ふと見たテレビで、キャビンアテンダントの一日の様子を知りました。毎日お客様に笑顔で接する裏側には、大小さまざまな努力があり、そのことに私は感動しました。私も将来こうなりたい、と強く思うようになりました。そのための英語力や上品さ、おもてなしの心をこれから鍛えていこうと思います。そして、世界中に日本の魅力を伝えて、日本が世界に親しまれる国になるよう、努力していきます。

不屈

私が成基学園 宇治教室に通い始めたのは、中学三年生の春頃でした。いよいよ受験について考えなくてはならない年になり、いやいやながらも入塾しました。そこで私が最初に感じたことは、周囲との大きな差でした。〈春期講習会〉のテキストの初歩的な問題ですら解けませんでした。文章題、長文読解なんてもってのほかです。しかし、周りのみんなはスラスラと解き、なんでもないことのように正解していました。シュ、シュという丸つけの音が教室中から聞こえ、私は泣きそうになりました。

正直なところ、私は入塾するまでは「できる子」でした。学校の成績は体育以外オール五でしたし、テストもほとんど九〇点台、クラスで一番頭が良いと秘かに思っていました。そんな私の伸びに伸びた、ピノキオも真っ青な長い長い鼻は、講習会一日目にして、ボキボキに折られてしまいました。

「どう考えてもこんな調子では、第一志望校に合格できない」と、その夜はひたすら絶望しました。受験のプレッシャーというものが、初めて重くのしかかってきました。

「それでもやるしかない」と、毎回の予習はもちろんですが、特に復習に力を入れました。そのやり方については後で述べますが、できるかぎりのことをやり、〈春期講習会〉の最終日テストで、なんとかまずまずの成績を収めました。ここで私は、自分と周囲に大きな差があっても、努力すればその差の一〇〇分の一でも埋められるのでは、と思いました。ここから、私の文字通り死にものぐるいの努力が始まりました。

まず、私の一番の課題は、英語でした。学校のテストで高得点が取れても、成基学園でやる小テストでは、毎回ひどい点数を取りました。基礎的な知識が足りていなかったのです。そこで私は、七ミリ幅のルーズリーフに、青ペンで二行ごとに授業中に出た単語や文法を書き込んでいき、夜に見返すという勉強法を行いました。これは『やってはいけない勉強法』という本に書いてあったのですが、本当に効果がありました。夜に見返すことで、その日の授業の復習にもなりますし、定着しやすいのです。

〈日曜進学教室(日進)〉が始まるまでは、私はこの方法で英語を重点的に勉強していました。国語、数学、理科、社会は、覚えなければならないことは先述した方法で覚えていましたが、あまり重きを置いて勉強していませんでした。それまでは普通にできていた、というのが主な理由です。しかし、〈日進〉が始まると、そうはいかなくなりました。

〈日進〉は知識や能力が細かく試されるので、なんとなくでやっていた問題は、ごまかしがきかなくなります。順位は五〇位以内をキープしていましたが、このままではまずいと思いました。ただでさえ私は基礎ができていないのに、これからどんどん難しくなる問題に対応するには力不足すぎたのです。そこから、理科、数学に力を入れて勉強するようになりました。具体的には、間違えた問題、解けたけれど次に出ても解ける自信のない問題を、小さめのノートに書き写すのです。解法も書き込み、自分だけの問題集を作っていく感じです。また、国語に関しては、漢字を中心に強化していきました。というのも、読解問題や古文に関してはとても良くできたので、強化の必要はないと判断したからです。社会については、あえて何もしようとしませんでした。その頃にはもう第一志望校は京都府立 桃山高等学校の自然科学科に決めていたので、これもまた強化の必要はないと判断したのです。

一月になり、赤本を解き始めるようになりました。できるだけ丸一日、実際の試験と同じ時間割で解きました。間違えた問題はしっかりとノートに写し、わからないことは積極的に先生方に質問しました。英作文も、毎回先生に添削をお願いしました。ちなみに、私は赤本を早い段階から解くことはおすすめしません。思いのほか難しいので、自信の喪失につながります。赤本は、充分に実力がついた年明けから始めるといいと思います。

受験当日は、少し緊張しましたが、お弁当を忘れるというハプニングのおかげで、少し気が紛れました。だからといって忘れ物はおすすめしませんが。やはり試験は難しく、しかも最初の国語を解き切ることができなかったので、精神的につらかったです。しかし、理科でちょうどノートに写した〈日進〉の問題が出題されたのです。復習をしておいてよかったなと思いました。

合格がわかったとき、私は跳び上がって喜びました。今までの全てが報われた気がしました。がんばって良かったと心の底から思いました。

受験を控える皆さんに、最後に一つだけ。あきらめないでください。あなたの努力を信じてください。そして、支えてくださった先生方。本当に本当に、ありがとうございました。

その他の京都市立西京高等学校の合格体験記

2024年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
相模 奏佑さん

塵も積もれば山となる

宇治教室

2022年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
大西 秀一さん

全ての出会いに感謝

宇治教室

2019年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
川島 宇景さん

自分の弱さと向きあう努力

学研教室

2018年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
村上陸さん

自信

御所南教室
佐原 伊織さん

努力の一年間

知求館ギャラクシー

2017年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
横井 柔さん

感謝の気持ちを大切に

知求館ギャラクシー

2016年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
Y・Sさん

日々の努力

知求館ギャラクシー

2015年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
H・Mさん

夢に向かって

京大北教室

2014年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
W・Hさん

私を変えた夏期合宿

学研教室

2013年度 - 合格体験記

名前 タイトル 所属の教室
Y・Nさん

感謝

山科教室

PAGE
TOP