京都府立南陽高等学校附属中学校
合格-2024年度
過去から学び同じ失敗を繰り返さない世界にするため歴史学者になり現代の課題を解決することです。
私は元々歴史が好きで、色々な本を読んでいる中で人間は同じ失敗を何度も繰り返しているように感じました。現在でも世界各国では紛争が起こっており、将来日本だけでなく国際社会でも課題を解決できるような人になるために、英語力をつけ勉強し続けていきたいと思います。
学ぶことの楽しさ
私が成基学園に通い始めたのは小学5年生の夏期講習でした。学校の仲の良い友達が塾に通いだしたので塾に興味を持ったのがきっかけです。初めての塾の授業は、学校の授業のスピードとは違い、とても早くて、このままついていけるかなという不安と、長時間集中して勉強することに「疲れたな」と思ったことを覚えています。年度途中からの入塾だったため、授業に追いつくために、S-webを活用して家族で楽しみながら学習を進めていきました。3か月ほどで理科と社会はなんとか追いつくことができるようになり、入塾から2回目のオープンテストで良い結果を出すことができ、上のクラスに入ることができました。しかし、算数は入塾当初から苦手で、わからない問題も積極的に先生に質問をしに行くこともできませんでした。毎回授業で提出する計算問題集のノートに解き方を先生が細かく書いてくださり、少しずつ解けるようになっていきました。6年生になるとさらに勉強の内容も難しくなり、理科の計算問題や算数では複雑な問題が増え宿題をこなすだけで時間をとられるようになりました。私は5月のピアノ発表会を境に一旦レッスンを休むことにしました。ただ、習字教室は心を落ちつかせるためにも必要だと思ったので、母にお願いして習字教室だけは続けさせてもらいました。
6年生の6月から日曜練成講座(日練)と日曜進学教室(日進)がはじまりました。ほとんど毎週日曜日の9時から夜19時までの長時間、いつもとは違う校舎で知らない園生と一緒に勉強することはとても刺激になりました。休み時間も勉強している園生がいて凄いなと思いながらも、私は本を読むのが好きなので、休み時間は好きな本を読んで過ごしていました。夏休み前には志望校を決めるためにいくつか学校見学会に行き、その中でも一番強く惹かれた京都府立南陽高校附属中学校を第一志望にすることにしました。英語教育に力を入れている事や在校する先輩方が生き生きされており、南陽中の魅力を何人もの先輩から直接聞けたことが決め手でした。
9月からの日練では志望校にあわせた京都府立公立中高一貫校対策講座を受講しました。公立の問題は独特で今まで解いてきた問題とは雰囲気が違い最初は戸惑いました。国語は得意な科目でしたが作文も時間内に書かなくてはならず、初めて受けた公立中高一貫校模試では散々な結果でした。しかし、模試も回数をこなすごとに時間配分やパターンが掴めるようになり、最後の公立中高一貫校模試ではA判定がでました。ただ、算数だけは伸び悩み11月から始めた過去問も算数だけは思うような点数がとれませんでした。算数のY先生にどこを重点的にやればいいかを母から聞いてもらい、取り組むことにしました。ラプラスを2周した頃から日進での成績も伸び始め、先生からも「力がついてきてる」と言ってもらえました。その後は、次どんな勉強をしたらいいのか算数のY先生に自分から聞きに行けるようになりました。日進では、得意科目の国語も社会も更に伸びるようになって、毎週のランキングも楽しみになっていきました。家ではすぐに本を読んでしまい集中して勉強できないので、正月特訓も直前特訓も参加して塾の授業で集中して勉強するようにしました。
入試直前になっても焦りや不安はなく、塾での授業がもうすぐ受けられなくなるという寂しさの方が勝っていました。入試前日は、担任のI先生から電話があり今読んでいる本などの話をしていつも通りに接してくださり、入試当日は、過去問の作文を添削してくださっていた国語のМ先生が応援に来てくださり嬉しかったです。試験開始前は、どんな問題がでるのか楽しみで、問題を解いている時も直前特訓でやったばかりの問題で解けたことに嬉しくなりました。理科のS先生が引っかかるなよと言っていた問題も解けて、いつもの塾の模試を受けている感覚でした。面接も塾で練習をしていたので緊張することなく受けることができました。
合格発表は、家族で見に行き無事に合格できたことに「やった!」と家族と喜び合い、塾の先生にも電話して「おめでとう」と言ってもらえましたが、実感が湧くまで2~3日かかりました。入塾した頃は授業に疲れたと思っていましたが、日練や日進を受け出した頃から疲れたと感じるよりは、勉強をすることが楽しいと思えるようになりました。勉強は辛くしんどいことではなく、楽しいものです。楽しいと思えなければ、学びは自分のものにはならないし合格にも繋がらないと思います。私が合格できたのは、楽しくて面白い授業をしてくださった先生方とサポートしてくれた両親と送迎をしてくれた祖父母のおかげで、心から感謝しています。塾での経験を活かし、自分の志に向かって、中学校でも頑張っていきたいと思います。
保護者からのコメント
保護者名 田部 綾子
幼い頃から気が付くと本を読んでいるような子でした。特に目標もないまま入塾しましたが、塾での授業が楽しいようでどんどん知識を吸収し家でも授業の話を沢山してくれていました。 6年生の夏頃にはニュースや新聞を見て話す内容も難しいものになり、1年ほどの通塾でこれだけ成長できるものかと驚きました。読書量は受験直前になっても変わらず、模試結果にも一喜一憂することなく全てを楽しんでいるようで良い意味でマイペースでした。最後まで楽しんでの塾生活だったので受験結果がどうであれ成基学園で学べたことに後悔はありませんでした。結果見事に第一志望合格。自ら受験をすると決め、志望校を選び、志を持てたこと、勉強する楽しさに気づかせてもらった先生方には感謝しかありません。
担任からのコメント
智大くん、第一志望校合格、心からおめでとう。
智大くんといえば、S塾長が君につけた「安心と信頼の・・・」という冠言葉がまず思い浮かびます。少しの時間も惜しみ机に向かっていましたね。根気よく考え、結果を形にしてゆく姿、本当にたのもしいものでした。そんな文系科目バッチリの智大くんも、算数には苦しめられましたよね。それでも、決してあきらめず、努力を積み重ね、乗り越えたのはあっぱれでした。日進では、チャレンジコースの国語で全国1位を二度も取ってくれました。最終回での1位は、私もことのほかうれしく、掲示を何度も見ては喜びをかみしめ、その先にある合格を確信していました。
さあ、新たな扉が開かれました。大人は愚かな失敗を繰り返しています。勇気を持って真実を見、自分の頭でしっかりと考えられる智大くんなら、きっと、国際社会の課題を解決してくれると信じます。君に幸あれ。
岩野 英代