京都府立南陽高等学校附属中学校 | 努力を自信に【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立南陽高等学校附属中学校
合格-2023年度

わたしの志は、

人の心に寄りそうことができる裁判官になることです。

裁判官になりたいという志を立てた理由は、6歳の時に裁判のアニメを見て、厚い法律の本を覚えて人に寄りそえる裁判官はとても良いな、と思ったからです。この志を果たすために社会の公民の分野に力を入れました。そして、ニュースを知るために毎日新聞を読んでその日の事件の対応などを見るようにしています。これから中学校に入って、何があるかはわからないけど、人とたくさん話をして知識を蓄えていきたいです。

努力を自信に

ぼくが成基学園に入ったのは、4年生の春でS-Webで授業を受けていました。そして秋ごろ教室に行った時に思ったことは、学校と違う勉強ができて楽しいと思いました。そして5年生になる前に、以前習っていたサッカーとそろばんをやめ、真剣に勉強に取り組み始めました。5年生は、4年生みたいに曜日でのクラス分けではなく実力別でした。そして上位クラスに行くことができたぼくは、少し浮かれて勉強を少し止めてしまいました。しかし中学受験を経験している姉に「ここからがスタート」と言われ、ぼくも「合格に向かってここから行くぞ。」といった気持ちが芽生えはじめました。

5年生が始まり、最初に思ったことは、宿題の量がとても多いということです。確実に4年生の時よりも勉強の難易度が上がっていたので、授業で確実に理解して帰るということを心がけていました。しかし、成基オープンテストでは、なかなかいい点数が取れませんでした。さらにいつも取れていたショートテストも取れなくなってしまい、毎回テスト後に家に帰って泣いていました。その時、国語のK先生が「努力しているから自分を信じてがんばろう。」と言って下さり、夏には第一志望校が京都府立南陽高等学校附属中学校になりました。ぼくは四教科型のテストではいつも国語と社会は良く、算数と理科はあまり良くありませんでした。しかし、南陽高附中は、全教科が6割以上取れないと合格できません。そのため算数と理科中心の勉強をしましたが、授業はできた問題もテストではできなくなるといったくり返しから抜け出すことができませんでした。この低迷期から抜け出したのは、10月後半で、6年生まであと少しでした。そこで生活習慣から見直そうと思い、朝早起きして早い時間から勉強をしようと思いました。そうすると、徐々に成績が上がってきて、最後の方の成基オープンテストでは、良い時が何回かありました。そして、京都府立中高一貫校模試では、高得点でA判定ということが何回もありました。なんとか自分のダメなところを見つけ出し、直していこうと思えたぼくは、6年生を上位クラスでスタートさせられることができました。

6年生が始まるといよいよ今年だという雰囲気でした。そして授業は、スーパーノートやラプラス、フェルマーといった、入試問題に近いとても実践的なものでした。6年生では、4・5年生で習ったことの発展形や、新しい分野などとても幅広かったです。特に社会の歴史の難易度が上がるので、はじめのころはとても苦戦していました。しかし、授業で1つ1つ理解していこうということに心がけると、最終的にそこまで足を引っぱられませんでした。算数はどんどんむずかしくなっていたので、積極的に質問していました。理科では濃度計算などが苦手だったので、計算問題の単元の復習を主にしていました。そして、日曜練成講座〈日練〉・日曜進学教室〈日進〉がはじまり、いつもの成基オープンテスト中心の勉強からすっかり日進中心になり、1日の勉強が2倍、3倍増えました。日進では成基学園のリアルな自分の順位がわかるため、自分が今、上の方か下の方かが一目でわかってしまいます。上位を取れた時はもちろんうれしいですが、ぼくは夏ぐらいで成績が上がると思っていましたが、夏を越えて、10月ぐらいまで、偏差値50か50以下でした。そこで、伸びなやんでいたぼくに姉が「ラプラスや宿題テキストにもどって、基礎から固めていけばいい。」と言ってくれたので、その通りに算数はラプラスを2周、理科は5・6年生のテキストをやり直しました。そうすると11月から偏差値が急激に上がり、算数と理科の点数が取れるようになりました。さらに、最後の洛北模試では過去最高点でA判定を取ることができました。そして、とうとう入試本番まで1週間となり、勉強も確認中心で進めました。けれど不安になる時がありました。その時は、自分の好きな音楽を聴いて心を落ちつかせました。そして、大学受験をする姉と最後の追いこみとして、1日9時間以上勉強していました。入試の前日は、今まで感じたことのないきんちょうをしてねむれないぼくに、母が「大丈夫、落ちついて。」と言ってくれたおかげで、朝はスッキリ目覚めることができました。

コロナ禍のためZооmでの激励でしたが、先生の顔を見れてとても安心しました。会場に行くとK先生が居てくれました。そして、そこで落ちついて行くことができました。合格発表の時、ぼくは、一番始めに見に行きました。受験番号があった時は、自然と涙が流れてきました。合格したのは、ぼくの力だけではありません。塾の先生方、親戚の支え、家族がいたからこそだと思います。みなさんも自分を信じて頑張ってください。

保護者からのコメント

保護者名 井手 厚作

淳規には、6つ年上の姉がいます。成基学園に通い、中学受験を乗り越えて、本当に楽しそうに学校生活を送る姉の姿を真横で見て「僕も成基学園に行きたい。受験してお姉ちゃんみたいに楽しい毎日を送りたい。」と言ったのは小4の春頃でした。
元々体を動かす事が大好きで、ずっと習っていたサッカーにしばしの別れを告げるのも本人は辛かったと思います。それでも自分で「やる!」と決めた塾中心の生活。同じ志を持った仲間にも恵まれ、本当に楽しそうに通っていましたね。6年生になる頃には誰に言われるでもなく、自ら早起きして机に向かう様子を見て、数年前の姉の姿を重ねました。成績が伸びない時も、大学受験を控えた姉の隣の部屋で負けじと机に向かっていましたね。最後の方は競い合っている様にも見えました。
淳規に励ましの声をかけ続けて下さった成基学園の先生方には本当に感謝しております。ありがとうございました。

担任からのコメント

私の淳規君の印象は
「いつも明るく、何事にも前向きに取り組む」
で、これは1年間を通して変わりませんでした。算数が得意というわけでは無く、成績が伸び悩んで苦しんでいたときもありました。そんなときでも、決してあきらめずに、何度も何度もくり返し問題に取り組んでいました。
過去問も南陽だけで無く、第2、第3志望も5年、10年ときちんと解いて、復習までやり遂げていました。
淳規君、あなたが中学入試に向き合い、やるべきことを最後までやりきった経験はこれからの人生にとって大きな糧になると思います。中学入学後も人を引きつけるあなたの魅力で、充実した学校生活を送ってください。成長した淳規君に会えるのを楽しみにしています。

吉田 智晶

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