京都府立南陽高等学校附属中学校
合格-2018年度
難病で苦しんでいる全ての人々の治療をする医者になり、人を笑顔にさせることです。
僕は小さい頃に『野口英世』の本を読み、世界の患者さんのために努力し、命をかけてまでがんばる姿にあこがれをもち、医者になろうと思いました。僕は医者になるという志を果たすためにさまざまなことにチャレンジし、努力を積み重ねてきました。勉強でもスポーツでも、何度失敗してもあきらめませんでした。この志を持ち、これから医者に必要な知識と人と人との関わりを大切にしてがんばっていきたいです。
努力の日々
小学三年生の終わり頃に僕はこの塾に入塾しました。そのときは単純に、受験勉強を通してさまざまなことを知りたいと思っていたのだと思います。授業の先生方はわからないところを一つひとつ聞いてくれて、一つひとつ説明してくれたので、楽しく授業を受けることができました。
僕の志望校の入試問題で、どの教科にも共通していたことは、記述問題が多く出題される、ということでした。国語があまり得意ではなかったので、不安があり、過去問題に取り組んだときは自分の作った解答をH先生に見てもらいました。そしてアドバイスをもらい、苦手だと思っていた気持ちがなくなり、合格にもつながったのだと思います。
家では、時間を計って過去問題を解きました。過去問題は、どのようなけいこうの問題がでるかなどをみるものなので、一度解いて間違えたところを直し、同じ問題、または似たような問題を解きました。算数の『ラプラス』では、間違えた問題をくり返し解き、定着させました。
それでも成績の浮き沈みはありました。とくに〈日曜進学教室(日進)〉では浮き沈みが激しかったです。そこで僕は〈日進〉の偏差値のグラフを作り、現状を受けとめました。結果が悪かったときは書くのが辛かったですが、しっかり向き合って、乗り越えていきました。
僕の中で一番充実していたと思う講座は〈夏期学習合宿(合宿)〉です。〈合宿〉でも成績別のクラス分けがされ、自分と同じくらいの成績の仲間が集まるため、良いライバルをもつことができたし、朝から勉強するため、受験本番を意識した生活を過ごすことができました。〈合宿〉では毎日約半日も勉強していたため、〈合宿〉を終え、家に帰っても長時間勉強の習慣がつきました。それだけでなく、時間を決めて、けじめをつけて勉強できるようになりました。
入試当日は、もう本番なのか、あっという間やったな、と思いました。また、今ここに立っていることが信じられませんでした。もし、途中であきらめていたら、ここに立っていないのだと思うと、あきらめなくて良かったなと思いました。会場では想像以上にきんちょうしましたが、そんなときこそ、今まで支えてくれた家族や先生方や友だちのことを思い出し、きんちょうをほぐしました。また、誰にも負けないという強い気持ちで本番に立ち向かえたことが良かったと思います。
一生けん命努力した結果が実り、合格をつかみとったときは、これは夢ではないかと思うくらいうれしかったです。母をうれし泣きさせると約束していたので、それが実際叶ったので良かったです。でもとにかくホッとしました。自分の番号を見つけたときは頭が真っ白でしたが、しばらくすると実感がわいてきて、感動や喜びがこみ上げてきました。ずっと努力してきただけあって、本当にうれしかったです。
受験を通して辛かったことはたくさんありましたが、とくに辛かったことが、〈日進〉で思うような結果が出なかったことです。解き直しも何度もしているのに結果が出ず、ケアレスミスをしたときは、とくにくやみました。また、その結果を親に報告することも辛かったです。でも、悪い結果にもしっかり向き合えたことが、次の〈日進〉につながったのだと思います。
似たような問題を何度も解いたり質問して、わからないことを一つひとつつぶしていったりし、その努力が実を結んだときは本当にうれしかったです。同じ問題が出ても解けるように備えたのが良かったです。
僕が今一番感謝したい人は、母です。その理由は、僕が〈日進〉などで思うような結果が出なくて落ちこんで帰ってきたときなど、しっかり受けとめてくれ、時には厳しくすることもありましたが、それでもいつも優しくしてくれたからです。また、問題を解くノートを作ってくれて、勉強面でもサポートしてくれました。
これからの僕にメッセージを贈るなら、「ここがゴールではなく、これからがスタート。ここからの第一歩をふみ出すことが大事。今まで努力して身についたことはけっしてむだにはならないから中学校に行ってもがんばれ。」です。また、後輩には、「他の人はとてもかしこく見えます。しかし、一番かしこいのは自分だと思って乗り越えてください。他の人にはもちろん勝たなければなりませんが、一番勝たなければならないのは自分自身。きんちょうなどでおしつぶされそうになりますが、それはみんな同じなので、自信をもってがんばってください。」とメッセージを贈りたいです。
これから僕は自分の志に向き合って、努力していきたいと思っています。