京都府立園部高等学校附属中学校 | 志実現への第一歩【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立園部高等学校附属中学校
合格-2018年度

小林 夢希さん

わたしの志は、

地方公務員になり、魅力ある都市づくりに貢献することです。

私は、京都府の観光客をもっと増やしていきたいと思っています。貴重な建物や伝統文化がある京都だからこそ、他府県や他国の人々に魅力を伝えていきたいです。そのためには、人一倍京都のことについてくわしくならなければならないと思います。だから、中学校の職場体験などで京都の魅力について教えてもらったり資料を使って調べたりしていきたいと思います。志実現に向けてどんな壁にも立ち向かっていきたいです。

志実現への第一歩

私が成基学園に入塾したのは、小学四年生のときでした。入塾時は地元の中学校に行くつもりでしたが、同じクラスの仲間たちは半分以上が京都府立 園部高等学校附属中学校を志望していました。だから、私もどんな学校なのか興味が湧き、実際に学校説明会や見学会に足を運びました。そこで、輝いている先輩方の姿に感動して入学したい思いが強くなりました。負けず嫌いの私は「自分で決めたことなのだから絶対に合格してやる」と小学四年生の冬に思い始めるようになりました。

しかし、四、五年生のときはまだ受験まで時間があると思っていたので、塾の授業を受けることと宿題をすることしかしていませんでした。塾のない日には、自習室を利用することもありませんでした。

受験を本格的に意識し始めたのは、小学六年生の夏からでした。〈夏期講習会〉の理科で最後から数えて数番目の点数をとってしまいました。思うような結果が出せなかったのは最終日テストだけでなく、統一模試でも散々な結果でした。テスト前には全教科の解き直しをしていましたが、それでも思うような点数はとれず、「受験なんてやめたい」と何度も思いました。でも、ライバルに負けた悔しさをバネに、苦手な問題を重点的に復習しました。そして、くじけそうになったときは「自分に負けるな」「その程度の勉強で合格できると思っているのか」と自分自身に何度も言い聞かせ、勉強に集中できるよう、気持ちを整えていました。

入試の日が近づいてくるにつれ、勉強時間が多くなってきました。十月以降は、ほぼ毎日自習室に通い、夜おそくまで勉強していました。自習室では、過去問を解くことが一番多かったです。自分で採点できないところは先生に採点してもらい、アドバイスをいただくことも多々ありました。私は、過去問を解いていくうちに自分が重点的に取り組むべき単元がわかってきました。

一つ目は、算数の図形の問題です。図形の問題は入試にも出やすいと聞いたことがありました。でも、どのようにして解けば良いのかコツがなかなかつかめなかったので、よく算数担当のM先生に質問し、指導していただきました。

「この問題はこうして解くと良いよ」

とコツも教えてくださったので、以前より解ける問題が多くなりました。

二つ目は、社会の歴史や地理の問題です。特に、何年のどの時代にどのような出来事があったのかが覚えられず、とても苦労しました。そんなときに、教務のT先生が暗記するのが苦手な私にも覚えられる方法を教えてくださいました。例えば

「くまモンが黒いのは熊本城も黒いからだよ」

と覚えたい情報と自分の持っている知識を関連づけて覚えることや、年号をゴロ合わせにして覚えることなど忘れにくくするコツを教えてくださいました。私の質問にも丁寧に答えてくださったので、質問する前よりもさらに「がんばろう」という気持ちになりました。わからない問題があれば質問するように心がけ、また同じ問題が出てきても解けるように勉強しました。

そして、入試当日、早寝早起きができたので気持ちよく入試会場へ向かうことができました。直前に担任のT先生がおっしゃった

「入試で百点なんてとらなくてもいい」

という言葉のおかげで、できない問題は後回しにしてできる問題は必ずしようと思うことができました。今まで支えてきてくれた家族、応援してくださった先生方の顔を思い浮かべるだけで私の緊張はほぐれ、いつもどおりの状態で試験に臨むことができました。そして、不安な気持ちにならないように前の教科のことは忘れて気持ちを切りかえることを意識しました。面接は最後の方だったので、それまでにどんな質問にも対応できるよう練習しました。本番ではその成果が発揮できたのか、すべての質問に自信を持って答えることができました。入試は悔いなく終わることができ、やり残したことは一つもありませんでした。

そして、ついに合格発表。結果を早く知りたくて、一番早く学校の渡り廊下に行きました。「〇五九」という自分の番号を見つけた瞬間、両親と満面の笑みを浮かべて喜ぶ自分がいました。うれしさのあまり、頭が真っ白になりました。

第一志望校合格は、「地方公務員になり、魅力ある都市づくりに貢献する」という志を実現するための第一歩にすぎません。これからの長い人生にはたくさんの大きな壁があると思います。志を実現し、幸せな人生を送るためにどんな壁にも立ち向かっていこうと思います。

私が合格できたのは、支えてきてくれた家族、いつも応援してくださった先生方のおかげです。ありがとうございました。

最後に、これから受験を迎えるみなさん。大切なのはわからない問題をそのままにせず、わかるまで勉強することです。自らの力で合格を勝ち取ってください。応援しています。

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