京都府立園部高等学校附属中学校
合格-2020年度

患者さんの痛みがわかる医師になって、一人でも多くの命を救うことです。

私は、小さい頃から父と母の仕事に興味を持っていました。そして、私も命を支える仕事に就きたいと思うようになり、患者さんの痛みがわかる医師になろうと思いました。忙しくて過酷な仕事かもしれませんが、一人でも多くの命を救って、一人でも多くの人に幸せになってもらいたいです。この志を持ってからは、医師になるための努力を惜しみなくするようになりました。これからも、積極的に学び努力して志を実現します。

感謝

私がコスモ成基学園に通い始めたのは、小学一年生のときでした。兄の「Ｓキッズ」の体験についていったら、母に、「お兄ちゃんと一緒に京佳も通ってみたら？」とすすめられたのがきっかけでした。そのときは、五年後にまさか自分が受験をするなんて思いもしませんでした。「Ｓキッズ」の先生は優しくて授業がとても楽しかったので、次第に勉強をもっとがんばってみたいと思うようになりました。

そして、五年生の頃に志を実現させるために中学受験をすることを決意し、「洛北・西京・園部コース」に入りました。初めの方の成績はまずまずでした。しかし、問題の内容がどんどん難しくなり、何度も心が折れそうになりました。あまり良くない点数のテストが返ってくると、母に不合格になると数えきれないほど言われてきましたが、受験をやめるということだけは一度も口にしませんでした。それは、私には絶対に医師になるんだという強い意志があったからです。六年生になったある日、母と先生が面談をしました。その当時、私は算数が苦手でした。それを理解してくださっているＴ先生とⅠ先生から、授業で使用している「洛北・西京・園部コース」の算数オリジナルテキストを、「とにかく三周しなさい。」と言われました。このとき、受験まで約三ヵ月。私は急いでそのテキストに取りかかりました。まず、一周目はすべての問題を解き、二周目も、もう一度すべて解き、三周目は、一周目と二周目にできなかった問題を解いてわからない問題があれば先生に質問に行きました。できない問題があってもすぐに切りかえて次の問題に取りかかりました。そして、できなかった問題ができるとモヤモヤしていた気持ちもスカッとしてうれしかったです。何度もこの作業を積み重ね、試験のギリギリまで取り組みました。また、授業中は先生の話をしっかり聞くことに努めました。

その他に取り組んで良かったことは、〈京都府公立中高一貫校対策練成講座（練成講座）〉と、〈速読講座〉です。〈練成講座〉で習ったものと同じような問題が実際の入試本番で出てきたときは、おどろきました。〈速読講座〉では、長い文章を速く読む訓練をしていたので、入試では落ち着いて問題を解くことができました。時間配分も上手になりました。

合格発表当日は、学校終わりに母の運転で掲示を見に行きました。車内では、母も私も不合格だと思っていたので、高校はどこを目指そうかと話していました。そんな不安な気持ちのまま掲示板を見ると、「よっしゃー。」目の前の結果が信じられず、穴が開くほど何度も掲示板の数字を見ました。現実だと認識した瞬間、涙がほほを伝っていました。そのあと、家族に急いで連絡をしました。みんなが喜んでくれたのがうれしかったです。合格通知書をもらったとき、なかなか成績がのびず、〈洛北模試〉では毎回一番下の判定ばかりでショックを受けていたことを思い出しました。また、友だちと遊ぶことをがまんしたり、旅行に行きたいけれど、それをがまんしたりして、つらかったこともありましたが、自分の気持ちに負けずに努力してきた結果が実ってうれしかったです。

私は、この中学受験を通じて、あきらめずに最後まで努力をすると必ずどこかで自分のためとなって返ってくること、自分の気持ちを強く持つことを学びました。

受験を決意してから多くの人に支えられてきました。一番感謝しているのは、家族です。両親が毎日送り迎えをしてくれて、お弁当も毎日作ってくれました。お兄ちゃんは、いつもがんばれと応援してくれて、私が集中できる空間を作ってくれました。本当に家族には感謝しきれないほど感謝しています。

京都府立 園部高等学校附属中学校に入学したら、合格までの努力や周りの人への感謝を忘れずに、また、さまざまなことにチャレンジをして経験を積み重ねて、コミュニケーション力をつけて患者さんの痛みがわかる医師になって、一人でも多くの命を救うためにがんばります。