京都女子中学校(III類)
合格-2018年度
とても優しい薬剤師になり、患者さんの病気を治す手助けをすることです。
私が薬剤師になろうと決めたのは、小学五年生の途中です。理由は、母が薬剤師だったからです。母の職場に行き、働いている姿を見て、私も自分が出した薬によって、患者さんの命を助けたいと思いました。 そのために、中学に入ってからは、数学と理科に力を入れて、がんばりたいです。
苦しみを乗り越えて
私が受験を意識し始めたのは、四年生のときでした。京都女子中学校のオープンスクールに行き、制服と学校の様子が気に入り、京都女子中に行きたいと思うようになりました。そして、四年生の最後に、友だちが通っていた家から近い、成基学園に入ることになりました。
そして五年生になり、やるべきことをコツコツとやっていると成績は上がっていき、最上位クラスに入ることができました。緊張しながら教室に入ると、みんなが笑顔で迎えてくれました。ここなら大丈夫だと思い、安心して席につくことができました。しかしそんなに甘いものではありませんでした。授業が早く、テストが難しくなったのです。私はいろいろな先生に質問にまわりました。その成果が出たのか、成績が少しだけ上がりました。それが嬉しかったので、前よりがんばることができ、次のオープンテストでもまた少し成績が上がりました。五年生のときは、とにかくオープンテストの範囲のところをたくさん復習して成績を保つことができたと思います。
しかし、この状態はそう長くは続きませんでした。スランプになったのは、五年生の総まとめテストからでした。その後春期講習会の最終日テスト、六年オープンテスト第一回、第二回と、どんどん成績が下がっていきました。悔しくて、涙が出ました。どれだけテストの予習をしても成績は下がる一方でした。そこで私は、テストの復習と苦手な単元の解き直しに力を入れました。また、今がんばれば成績が上がると信じてやり続けました。
そして六月に入り、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。第一回、第二回は好調だったけれど、またなかなか点数がとれなくなっていき、第五回はオープンテストと同じ位の偏差値をとってしまいました。
夏休みに入ってしばらくすると、私の最大の関門だった〈夏期学習合宿(合宿)〉が始まりました。三泊四日の勉強合宿です。勉強はそれほど嫌ではなかったですが、家に帰れないのがとにかくつらかったです。
〈合宿〉のクラスは、私が目指す志望校より上のクラスに入ったので、とても大変でした。周りの人みんなは、頭が良かったので、一人で泣いたこともありましたが、一生けんめい努力してがまん強さを手に入れたので、良い思い出になりました。
長くて大変だった夏休みも終わり、〈日進〉が再開しました。第六回から第十回は、全体的に成績は上の方でしたが、そのときひいおばあちゃんが亡くなったのです。ショックでなかなか勉強に手が付きませんでした。
その後第十四回、第十六回、第十七回と、どんどん成績は下がっていきました。十一月も後半になったというのに、自己最低偏差値をとってしまいました。悔しくて悲しくて、涙がとまりませんでした。
しかしくよくよしていても仕方ないので、算数を中心に復習を始めました。苦手な単元を書き出し、『ネオ・フォーミュラ』や『フィールズ』、『ラプラス』でくり返し復習をしました。国語、理科、社会はとにかく暗記をしました。
すると、第十八回、第十九回と成績が戻り、とても嬉しかったです。でも油断せずにがんばり続けました。
冬休みに入り、朝から夜まで勉強づくしでした。とにかくがむしゃらに勉強をしました。復習と赤本を中心に進めました。
一月は、一日から〈正月特訓講座〉があり、私はなんとなく仕上がってきたのを感じました。また、〈直前特訓講座〉でも高得点が出せたので、手応えを感じとても嬉しかったです。
月日はあっというまに過ぎ、入試の日になりました。最初は少ししか緊張していませんでした。でも教室に入ると、心臓の鼓動が早くなりました。
次の日に結果発表がありました。その日は他の学校の入試があったので、入試後に母から結果を知らされました。結果は合格でした。今までないほど嬉しかったです。思わず跳びはねてしまいました。友だちも受かったので良かったです。
私が合格できたのは、優しく教えてくださった先生方、受験に協力してくれた両親、一緒にがんばってきた塾の友だちのおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございました。
中学生になったら、部活と両立して勉強をがんばり、目標の大学に進学し、優しい薬剤師になれるようにがんばります。
2024年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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山口 千南美さん | 大津石山教室 |
2022年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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丁野 寧月さん | 大津石山教室 |