滋賀県立河瀬中学校
合格-2016年度

努力は必ず報われる

私の将来の夢は、人を笑顔にできるパティシエールになることです。

私は、小さいころから甘いものを食べると、幸せな気分になって笑顔になれました。だから、私も甘いもので人を笑顔にできるパティシエールになりたいと思いました。私は学校では、料理クラブに所属しています。そこで、みんなと協力しながら料理をする楽しさを知り、パティシエールになりたいという思いが強くなりました。

私が成基学園に入塾したのは、小学五年生の春でした。その頃の漢字のテストは、ぼろぼろでした。当時、学校の漢字のテストでは、けっこう良い点数だったので、ひどい点数を見て、私って漢字が苦手だったんだと、とても落ちこみました。でも、そんなことでくじけるものか、とがんばると、だんだん良い点数をとれるようになり、今では苦手ではなくなりました。

小学六年生のときから、週に二回ある〈県立中学対策講座〉を受け始めました。はじめのころの点数は良くも悪くもなかったのですが、だんだん悪くなっていきました。

夏休みは、塾の講習会に全て行きました。毎日二、三時間くらい自習室で、課題と復習をしていました。

そして、運動会が終わった九月後半からは、週に二日ぐらい自習のために塾に通うようになりました。けれども、何を勉強したらいいのかわからなくて、とにかく塾の作文・適性の宿題をしていました。このころから勉強のペースをつかめてきました。

十月からは、中学受験用の適性と作文の入った問題集を買って、それを塾でするようになりました。百二十ページくらいある問題集は、一ヵ月で終わりました。

十月からは〈県中対策土曜特訓〉があり、最初はひどい点数をとって落ち込みました。そして、このままではいけないと私のやる気に火がつきました。それからは一日四、五時間ぐらい勉強するようになり、平日は毎日塾に行き、日曜日は図書館に行って過去問を解きました。

私の勉強法は、まずメリハリをつけることです。塾では勉強、家では勉強のことを忘れて、例えば、本を読んだりゲームをしたりと、他のことをしていました。次に、集中が切れたら勉強はやめるようにしていました。だらだらと続けていても、頭に入ってこないからです。あと、これだけ終わらせると決めておいた分ができていなければ、帰る時間もおそくして、必ずそれを終わらせるようにしていました。

人前で自分の意見を言うのが苦手な私にとって、面接は何よりもこわかったです。〈県中対策土曜特訓〉で、はじめて面接の練習をしたときは、頭が真っ白になってしまい、何を言おうとしていたのかがわからなくなり、パニック状態になっていました。手も足もふるえて、すごく緊張していました。このままではいけないと思って、友だちと練習をしました。その結果、何とか上手く伝えられるようになりました。でも、何回やっても足がふるえていて、こわいという思いがありました。そのことを先生に言うと、「面接だけでは合格・不合格は決まらへん。」と言ってくださり、そのおかげで少し気が楽になりました。

そして、とうとうむかえた受検の日、私は電車の中ですごく緊張していました。でも、緊張しすぎて滋賀県立 河瀬中学校に着くころには、ほぐれていました。校門前では、成基学園の先生がいてくださり安心しました。教室には、ピリピリとしたふんいきがただよっていて、正直こわかったです。周りの人はすごく頭が良さそうに見えましたが、「今まであれだけやってきたんだ、だから絶対に合格できる! !」と思うと自信がでてきました。テストは、いつもやっているのと同じだと思うと、緊張せずにいつも通りにできました。ただ面接は、やはり今まで通り全身ふるえて、歯もガタガタなっていました。でも、しっかりと思いは伝えられたのでよかったです。

合格したときは、うれしさと喜びが心に満ちあふれていました。そして、あれだけ勉強してよかったと心から思いました。

これから受験するみなさんに伝えたいことは、努力は必ず報われるということと、例えば、三時間集中して勉強するのと五時間だらだらとするのでは、三時間集中してする方が、価値があるということです。本番前には、今までやってきたことを思い出してください。しっかりと努力していれば、自信へとつながります。だから息ぬきもしながら、しっかりと勉強してくださいね。