滋賀県立河瀬中学校
合格-2020年度

世の中の病気に苦しんでいる人が毎日健康でいられ、いつでも笑顔があふれる世界にするために患者さんの心によりそう医師になって、世界中の人々を助けることです。

僕はニュース番組で、病気で亡くなった人の報道が流れていたときに、病気で苦しむ人たちの命を守る医師になって、このような報道を減らしたいと思いました。そのために小学四年生のときから塾に通い、必死で勉強しました。これからも僕の志を達成するために、中学校でも気を抜かず、全て完ぺきに勉強したいと思います。

あきらめないことが大切

僕の志は、発展途上国で苦しんでいる人々を助ける医師になることです。

この志を達成するためには、コミュニケーション能力が必要だと考えました。そこで、滋賀県立 河瀬中学校が力を入れているディベート学習に興味を持ちました。そして、コミュニケーション能力を養って、志を果たせるようになりたいと思いました。

僕が、成基学園知求館ギャザ教室に入塾したのは、小学四年生の頃です。この頃は受験について興味がなく、自分なりに勉強していたら合格するだろうと思っていました。入ったばかりの頃は今まで塾に行ったことがなかったので、勉強について行けるのかどうか不安な気持ちもありましたが、当時の教室長で国語科を担当されていたＷ先生は、わからない問題があるといつも僕が納得できるまで教えてくださり、ギャザに行くのがとても楽しみになりました。

このときはまだ、立命館守山中学校を第一志望校としていました。しかし、いろいろな学校説明会に行くうちに、県立河瀬中に興味を持つようになりました。

そこで五年生のとき、僕は初めて〈滋賀県立中対策模試〉を受けました。初めて解く難しい問題に頭が真っ白になりました。そして後日、結果が返ってきました。結果を見て、とても驚きました。なぜなら、どの教科も五〇点以下で今まで取ったことのない点数だったからです。しかも、合格判定もＥでした。僕は悔しさとあせりでいっぱいになりました。

家に帰ると自分の思い通りにいかなくて、たくさんの涙があふれてきました。そして、その次の日から毎日と言っていいほど模試の復習をしました。わからない問題があると、先生にわかるまで教えていただきました。そして、次の模試では一〇〇点を取るつもりで必死に頑張ろうと決心しました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

六年生になると宿題量も多く、学習スピードも速くなりました。時々実施されるショートテストでも、いつも自分が思うような点数が取れませんでした。

十月から〈土曜特訓〉が始まりました。僕は今でも受けて良かったなと思っています。滋賀県立中学校を目指す人たちの中で実力の差を実感できたり、自分より上の人に追いつこうとして成績が上がったりしたからです。〈土曜特訓〉が始まった頃は、毎回行われた適性検査や作文のテストも点数はあまり良くなかったのですが、あきらめずに復習をしっかりすると、どんどん成績が上がり、最後のテストでは八〇点台を取れるようになりました。他に面接練習もしました。自己主張が苦手な僕でも優しい面接官の先生のおかげで、自分の思っていることがハキハキ言えるようになりました。

そして、県立河瀬中の受験当日。Ｍ先生にカイロとプリントをいただきました。試験会場ではとても緊張して、寒くもないのに体が震えました。そして、試験が始まりました。作文では先生が教えてくださった書き方通りにすると、すらすらと書けました。適性検査では、いつものような空白をつくることはなく、全ての答えをうめることができました。面接では、〈土曜特訓〉でしたことを思い出して、自分の思っていることをハキハキと言えました。試験が終わり、やりきったという気持ちで校門を出ました。

そして合格発表の日。掲示板に書かれた自分の番号がはっきりと見えました。その時はまだ自分が受かったということが実感できませんでした。合格通知が来ると、本当に合格したんだという喜びの気持ちでいっぱいでした。

これから受験をするみなさん、伝えたいことが二つあります。一つ目は、悪い結果が出ても決してあきらめないことが大切です。成績がしずみ自信をなくしても、次につなげられるようにしてください。二つ目は復習をすることです。今までできなかった問題でも、どこが違うのか、どのようにしたら解けるのかを調べておいてください。それが合格につながると思います。

最後になりますが、合格へ導いてくださった先生方、僕のために協力してくれた家族、互いに切磋琢磨し合った友人、ありがとうございました。

これからも高校受験や大学受験などがあると思うけれど、今回の受験で学んだことは忘れずに、自分の志を果たせるように挑戦し続けたいです。