京都府立南陽高等学校
合格-2016年度
受験までの道のり
私は中学生になるまで、英会話教室へ行っていました。当時、私はまったく嫌がらずに通っていました。
「中学も大丈夫だろう」
そう思いながら、中学生になってからも通うようにしました。しかし、中学生になってから部活動が毎日のようにあり、休む日が続きました。私は、
「これではだめだ」
と、中学は部活に専念するようにして、英会話教室をやめることにしました。その後の私の英語の成績は最悪でした。夏期講習で、近くの塾に二ヵ月ほど参加してみましたが、宿題が多く、部活との両立ができませんでした。成績は少し上がったけれど、安定しませんでした。
そのまま二年生になろうとしていた一年生の春、両親と今後のことを話し合い、その結果、友だちにすすめられていた成基学園に通うことになりました。一年生の夏に通っていた塾より宿題は少なく、生徒の自主性を尊重する塾だったので、部活との両立ができると思い、この塾に通い続けることを決めました。英語は、担当のM先生が毎回の授業をわかりやすく丁寧にしてくださり、おかげでテストの点数も上がりました。他の教科の先生も、生徒全員が理解できるように詳しく説明してくださったので、バランスよく勉強できました。
三年生になり受験生となった私は、毎日のように親に、
「勉強しろ。」
と、言われました。親に言われても、私は好きなことを好きなときにしたかったので、部活動を引退するまであまり勉強をしませんでした。しかし、いざ引退して勉強しようと思ったら、何をすればいいかわかりませんでした。それを教えてくれたのは、御所西
京都平安ホテルでの〈夏期合宿(合宿)〉や〈日曜進学教室(日進)〉でした。〈合宿〉中は、今までで一番勉強した五日間でした。教室には、同じレベルの人たちが集まって、お互いをライバルだと意識しながら勉強する毎日は、とても緊張しました。しかし、そこから学んだ各教科のこれからの勉強の仕方や、より効率的な勉強方法は受験勉強をするうえで幅広く応用することができ、とても役に立ちました。また、〈日進〉は毎回すぐに点数が出されて、順位と自分の実力が一目でわかるようになっていました。得意の英語の点数も上がったり下がったりで、あまりパッとしない結果でした。しかし、〈合宿〉で学んだ勉強方法や〈日進〉の復習などを積み重ねた結果、ついに英語で一位が取れました。なかなか結果が伸びなかったけれど、絶対一位が取りたかったので、やっと一位をとれたからすごく喜びました。その後も〈冬期講習会〉や〈正月特訓〉、〈直前特訓〉など、さまざま講習会があり、その都度、勉強に励みました。
二月になり、志望校の試験日まであと数日でした。私立は二校受けたうちのひとつは合格したものの、もうひとつ受けたチャレンジ校は不合格でした。不合格が悔しくて落ち込んでいるときに、父が私に言った、
「次、がんばれ。」
という言葉が、私に希望をもたらしてくれました。この言葉がなかったら、悔しさを引きずったまま志望校を受けていたと思います。私は切り替えて、志望校の受験勉強を始めました。
当日、校舎の前にM先生がいらして、カイロをわたして激励してくださいました。最後まで応援に来てくださったM先生の顔を見たとき、自然と安心感がわいてきて試験に打ち込むことができました。
そわそわしながら待った一週間後の結果発表、自分の受検番号があり、ほっとしました。その後、点数開示に行くと自分は英語が満点だと知り、とても驚き、心の中でガッツポーズをしました。私はM先生にすぐ点数を伝えたかったので、家に帰らず、直接塾に行って結果報告をしました。M先生も大変喜んでくれたので、恩返しができたと思います。
私の将来の夢は、英語を使ってコミュニケーションをとり、人と人との架け橋になることです。自分の得意な英語を勉強するだけではなく、誰かのために使っていきたいと思ったからです。しかし、多くの人とコミュニケーションをとるためには、もっと知識が必要になると思います。これからは留学を経験したり、英検を取得したりするようにして、自分の夢に一歩でも近づけるようにしたいです。
最後になりますが、後輩のみなさん、受験勉強は人に言われてやるなら、やらない方がいいと思います。人に言われて嫌々勉強しても自分の力にはなりません。遊ぶことはいいことだけれど、切り替えるときにちゃんと切り替えた方が、より良い結果につながります。
受験がんばってください。
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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髙橋 壮太朗さん | ギャラクシー |