大阪府立茨木高等学校
(文理学科)
合格-2018年度
ケガや病気の動物を助ける獣医になることです。
この志を立てた動機は何かと言うと、ケガや病気で苦しんでいる動物は世界中にいて、少しでもその動物たちを助けたいと思ったからです。志を果たすために、これまで、必要な教科だけでなく、全ての教科を勉強し、いろんな動物と関わってきました。そして志にむけて、これからは動物についての専門的なことを学び、より多くの動物のことを学んでいきたいです。
受験を通して学んだこと
私は、一、二年生のとき、受験や進路のことについて全く考えていませんでした。だから、中学校の定期テストの勉強もあまりしていなくて、一年生の成績は、あまり良くなかったです。二年生で成績は良くなりましたが、受験については考えていませんでした。三年生の六月ぐらいには、少しずつ受験のことを考えはじめましたが、まだ半年以上あるから大丈夫だろうと思っていました。
志望校については七月頃に、大阪府立 茨木高等学校にしようと決めました。茨木高校は勉強だけでなく、学校祭や部活動にも力を入れていて、この高校に入ったら絶対に楽しいだろうと思いました。だから茨木高校に入るため、がんばって勉強しようと思いました。
しかし、私が初めて受けた九月の五ツ木の高校入試模擬テスト会の合格判定はE判定でした。その後三回、五ツ木の高校入試模擬テスト会を受けてC判定、B判定と少しずつ成績が上がっていきました。初めてB判定をとったときは、とても嬉しかったです。でも一月の、〈大阪公立Vもし〉を受けたときの合格判定はD判定でした。私はその結果を見たとき、これが本当の判定なんだと思い、落ちこみました。しかし、そのときはまだ入試直前ではなかったので、すぐに立ち直りました。ところが、入試直前になると毎日不安で、理科や社会は勉強すればするほど自分の覚えていないところを見つけてしまい、どれほど勉強しても無駄なのではないかと思っていました。特に数学は、自分は今まで何を勉強していたのだろうと思うほど問題が難しくて、解くのをやめたいとさえ思いました。英語と国語は、問題の多さや難しさに対して試験時間が短くて、問題を解ききれないことが何回もありました。その中でも英語は得意教科だったので、英語で点数を稼がなければなりませんでした。だから、本番で時間内に解ききれなかったらどうしようと、いつも不安に思っていました。
しかし、受験勉強をすることは悪いことばかりではありませんでした。
例えば、理科や社会では、一、二年生のときに解けなかった問題が三年生で解けるようになりました。忘れていることを覚え直すのは大変でしたが、入試対策用の難しい問題にも答えることができるようになったので、問題を解くのが楽しくなりました。
数学では、たくさん問題を解いて、計算まちがいが減り、難しい問題も少し解けるようになりました。国語では、二年生まで苦手だった論説文の成績が上がり、古文や漢文にも慣れることができました。英語では、初めて大阪の公立の問題を解いたとき、時間が全然足りなくて、大問二つを白紙のままにしてしまいました。でも、その後、長文を細部まで読まずに要点だけを押さえるという方法で、すべての問題を解くことができるようになり、正答率も上がっていきました。
他にも、長時間、勉強する癖をつけることができたことや、たくさんの問題の復習をすることができたことなど、良いことはたくさんありました。
その後も勉強をし続けて、ついに私立入試の日が来ました。英語や数学の問題が難しくなっていて焦りましたが、無事、自分の行きたいコースに受かっていたので安心しました。
そして、公立入試の日が来ました。家を出たときは少し緊張していましたが、学校に着いて激励に来てくださったN先生と話していると、緊張はなくなっていました。その後、受験中に不安になることはありましたが、入試が終わったときは、落ちているかもしれないという不安よりも、やっと受験が終わったという嬉しい気持ちの方が大きかったです。
一週間後の合格発表では、入試当日よりも緊張していて、落ちていたらどうしようと思っていました。でも、学校で合格発表を待っているときは、私と母と合格発表を見に来てくれた先生の三人で話していたので、緊張をほぐすことができました。私は、合格発表を待っている人の後ろの方にいたので、最初は全く見えませんでした。しかし、自分の受験番号を見つけたときは、長い間勉強してきてよかったと思いました。自分が合格したと知ったときは実感がわきませんでしたが、後から嬉しいという気持ちになりました。
私は、ここまで支え、励ましてきてくれた家族や先生方、友だちに本当に感謝しています。そして、これからも受験のときのようにつらいことがあると思いますが、がんばっていきたいと思います。
2024年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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今村 心音さん | 高槻教室 |