大阪星光学院中学校
合格-2024年度
将棋をやっている人とそれを見ている人がみんな笑顔になる社会にするために、将棋のプロ棋士の八冠王になって、将棋が強くなりたい人たちを教えて助けることです。
この志を立てた動機は、将棋が好きで、将棋の強い人に教えてもらえてうれしかったからです。志を果たすために、これまで将棋が強くなるように詰将棋をしてきました。志にむけて、これから今までやってきたことは継続して、さらにAI研究や将棋並べをたくさんしていきたいです。
継続は力なり
ぼくが成基学園に入塾したのは、小学3年生の春ごろです。入塾前の2年生の秋に体験講座をうけて、難しい問題をもっと解いてみたいと思い入塾しました。入塾し、初めて教室に入ったときは知らない人ばかりで、おどろきました。
3、4年生のときは、塾は習い事の1つにしか感じていませんでしたが、4年生からはオープンテストで上位を目指していました。得意な科目に関しては、満点をとろうと思っていました。テストの結果が返ってくるときは、不安な気持ちだったときもあるし、わくわくしていたときもありました。必ずテストのやり直しはするようにしていました。その結果、最難関特訓にいく資格がもらえました。まだ志望校はあいまいだったけれど、参加してみたいと思い、参加しました。でも、最難関特訓の問題は難しくて、なかなか復習はできていませんでした。
5年生になってからは、志望校についてきちんと考えるようになりました。ぼくの志望校の条件は、強い将棋部があり、最難関校であることでした。最難関校にいくために成基学園でトップ10に入ることを目指していました。
6年生になってからは、そろそろはっきりした志望校を決めようと思いました。最初は洛南高等学校附属中学校が第一志望校だったけれど、将棋会館がある大阪府の大阪星光学院中学校を第一志望校に決めました。志望校別のコースを決めるときに大阪星光中のコースがなくて不安だったので、成基の先生に相談しました。すると、先生達は、「コースは洛南コースで入試本番に近づいたら授業中に星光の問題を出します。」とおっしゃったので心強かったです。入試本番が近づくにつれて、塾では質問や自習室にいくようになりました。また、家では志望校の全教科を、平日は毎日解くようにしていました。
6年生から始まった日曜進学教室(日進)では、今までのオープンテストなどよりも成績の浮き沈みが大きかったです。教科では、今回はこの科目が良かったから少し勉強時間を減らして、あまり得点できなかった科目の勉強時間を増やそうというように計画して、学習しました。それでも、成績の浮き沈みは大きかったです。
ぼくが受けてきてよかったオプション講座は、春期講習、夏期講習、冬期講習や日進や志望校別特訓(志望校別)、算数集中特訓(算数集中)、お盆特訓、正月特訓、直前特訓です。春・夏・冬期講習や日進や志望校別、算数集中、お盆・正月・直前特訓は今までやってきたことの復習ができるうえに、発展問題も解くことができます。さらに、日進では長時間試験をするので、体力がつき入試本番でも活きたと思います。
日進では、ウルトラコースから自分が思うように成績がのびず、志望校の判定もA判定どころかB判定までも、まれにしかとれなくなりました。でも、日進の最後ぐらいになってから、良い成績をとることが2、3回あり、安心しました。日進が終わってからは、正月特訓、直前特訓などはありましたが、今の自分の成績を知ることはなくなり、不安に思っていました。でも、今までこんなにたくさん勉強してきたのだから大丈夫だと思え、今まで通りに勉強することができたので良かったと思います。
前入試を受けたときは、それほどきん張しなかったけれど、第一志望を受ける前は、もし不合格だったらどうしようという気持ちでいっぱいでした。しかし、算数のK先生や国語のK先生がはげましてくれたおかげで、きん張が少しほぐれ、普段通りに問題を解くことができました。
第一志望校が合格したときは、とても嬉しかったです。今までの努力の成果がでたと思いました。
ぼくが一番感謝しているのは、両親です。その理由は、お弁当を作ってくれたり勉強を教えてくれたり、応援してくれたからです。
これから受験をするみなさん、しんどい時が出てくると思います。でも、受験が終わったら、たくさんしたかったことができると思って勉強してください。また、何があってもあきらめなければ努力が報われると思うので、あきらめないでください。
最後になりますが、成基学園の先生方、いつも熱心に勉強を教えてくれたり、前向きな言葉をかけてくれたりして、本当にありがとうございました。
保護者からのコメント
担任名 松本 光弘
圭右は好奇心旺盛で、多くの習い事を経験しましたが、その中でも熱中したことが「将棋」と「勉強」でした。成基さんに入塾したのは3年生の時でしたが、その頃には将棋に熱中しており、生活の中心でした。本気で将棋に取り組む為、中高一貫校に行けば将棋に熱中できる時間も増えるのではないかと考えるようになりました。塾に通い出すと勉強が更に楽しいと感じたようで、成基さんには大変感謝しています。受験数か月前の「日進」の結果を受けて、泣いて帰ってきたこともありましたが、カリキュラムを信じて、必死に目の前のやるべき事に取り組んでいました。受験日当日にはやり切ったと思える状態でむかえることができ、本命の受験が終わった直後の「国・算できた!」の言葉は忘れられません。入学後は、将棋と勉強の両立をして、自分の夢に向かって頑張ってほしいと思います。
担任からのコメント
圭右君、大阪星光学院中学への合格おめでとうございます。第一志望校を決めてから、迷いがなくなり合格に向けてひたすら、学習し続ける姿が印象的でした。こうした努力の成果が、入試本番で発揮できたことは大きな自信につながると思います。高度な思考力を持つ圭右君でしたが、小5の頃は成績の上下によってモチベーションが左右されるといった一面がありました。しかし、小6の後半にもなると冷静な受け止めができるようになり、過去問演習時も得点よりも改善点に着目できるようになっていきました。計算ミスや読み取りのミスを回避できるようになり、志望校への強い気持ちも相俟って見事合格を勝ち取ることができました。さて、新たな生活が圭右君を待っています。受験勉強のために封印していた将棋も思う存分楽しむことができます。将来に向けて新たな目標を探しつつ、何に対しても前向きに頑張る力を存分に発揮してほしいです。応援しています!
茅島 真吾