西大和学園中学校
合格-2016年度
失敗をバネに
ぼくの将来の夢は、科学者になって世の中に貢献することです。
人々は、便利な製品を欲しがっています。しかし、環境問題のことを勉強したとき、環境のことも無視してはいけないと感じ、それを、どんどん進んでいる科学技術を使って、ぼくが解決したいと考えました。そのために、理科とスーパーサイエンスハイスクールの活動に力を入れている西大和学園中学校に進学したいと思い、受験勉強をしてきました。とはいえ、最初から意識して受験勉強をしていたわけではありません。
ぼくが、成基学園学研教室に入塾したのは、五年生の春でした。そのときは、まだ入試を意識していなかったので、何となく授業をうけ、何となく宿題をやるというありさまでした。十二月からは、塾での授業がない日に、自習室で勉強しました。家では集中できませんが、自習室では、やらないといけないという雰囲気だったので、集中して勉強できました。そのころから、受験を意識しました。
六年生になると、内容が難しくなりました。六月からは、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。《エントランスコース》は出題範囲がわかっていたので、その部分の勉強をして臨みました。まずまずの結果を得ることができました。
夏休みは、三つのオプション講座がありました。
一つ目は、〈夏期講習会〉です。今までの講習会とはちがい、通常授業もある講習会です。昼から夜まで勉強です。あきらめず、やりきりました。
二つ目は、〈夏期学習合宿(合宿)〉です。たくさんの仲間を見て、今は仲間だけど、入試のときにはライバルになると思い、気を引きしめました。
三つ目は、〈算数集中特訓〉です。三日間、算数の特訓です。難しい問題をたくさんこなしていきました。
夏休みに努力した中で、もう一つ印象に残ったのは、『ラプラス』の宿題です。『ラプラス』のテキストには八〇〇問程度の算数の問題がありますが、それを二周解くというものでした。簡単な問題もありますが、難しい問題もあって、苦労しました。一つひとつていねいに解いていきました。その努力の成果は〈日進〉で表れました。第九回の〈日進〉で総合四位をとりました。
十月の半ばを過ぎると、〈日進〉は《ウルトラコース》を受講しました。内容はかなり難しくなりましたが、成績はだいたい安定して維持することができました。
しかし、第二十回の〈日進〉で、総合四十九位をとってしまいました。〈日進〉のように、結果を教えてくれるテストはもうありません。ぼくは、赤本をとにかくやりこみました。
そして、いよいよ入試本番です。
一日目は、洛星中学校です。洛星中に着くと、他の塾の生徒がたくさんいてびっくりしました。これだけライバルがいるとは思いませんでした。一斉激励のときの、先生の励ましの言葉で緊張をほぐすことができました。そのまま試験がスタートしました。落ち着いて、普段通りの感じで問題を解いていきました。
二日目は、第一志望校の西大和学園中学校です。前日と同じように問題を解いていきました。しかし、大きなミスをやってしまいました。算数の時間配分を失敗して、しっかり問題を解けなかったのです。これでは不合格の危険があります。
翌日、気が進まないなか西大和学園中の合格発表へ向かいました。
そして、合格発表の瞬間、「一一三二五」の番号を見つけました。しかし、合格したという実感はあまりなかったです。その後、学研教室に合格を伝えに行ったときに、初めて実感がでました。自分は合格したんだ、といううれしい気持ちでいっぱいでした。
これから受験をする人たちへ、メッセージを二つ伝えます。
一つ目は、テストで成績が悪くても、それをバネにがんばってほしいです。そうすれば、きっと合格できるでしょう。
二つ目は、努力すると必ずいい結果がついてくるということです。ねばり強く努力を重ねれば、合格がついてくるでしょう。
最後に、熱心に指導してくださった先生方、いそがしいなか、弁当を作ってくれた母にお礼の言葉を言いたいと思います。
ありがとうございました。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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呉 政樟さん | 松井山手教室 |