西大和学園中学校 | つらくても諦めずに【中学受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

西大和学園中学校
合格-2017年度

村上 明日花さん

わたしの志は、

落ちこんでいる人を元気づけられる話のかける作家になることです。

この志を立てた動機は何かと言うと、すごくいやなことがあって落ちこんでいるとき、本を読んでいて、すごくはげまされたことがあり、私も人を元気づけたいと思ったからです。志を果たすために私は、漢字や、たくさんのことわざ、慣用句などを覚える努力をしました。志に向けて、これから、勉強だけでなく、たくさんの人と関わって、自分以外の人のいろいろな考え方に触れていきたいです。

つらくても諦めずに

私が塾に通うようになったのは両親が中学受験をしていたからです。だから、お母さんにすすめられ、入塾しました。四年生の十二月に入り、初めてのオープンテストを受けました。しかし、偏差値がとても低く、落ちこみました。それで、ショートテストだけでもとりあえず点を取れるようにしようと思いました。

ショートテストでは、国語はなぜか良い点数が取れていたけれど、算数と理科は、はん囲によって点数が全然ちがいました。そこで平均点より低かった回はやり直し、満点近くとれるようにしました。すると、苦手だったところも、はじめに比べると解けるようになり、オープンテストの偏差値も少しずつ上がっていきました。だから、偏差値は、簡単に上がるんだ、と思っていました。しかし、ある程度になると、全然偏差値が上がらなくなって、自分は甘かったんだ、と気づきました。

六年生になると、五年生までは発展問題として出されていたものが、当たり前のように基礎として出されるようになりました。でもみんな、スラスラと解いていくので、おいていかれるのがいやで、ついていくのに必死でした。

〈日曜進学教室(日進)〉、〈日曜練成講座〉が始まると、予習、復習を、宿題に加えてやらなければなりませんでした。いつも、〈日進〉で良い点数を取っている人はほぼ決まっていて、その中に休み時間は、いつも余裕があるような人もいました。私は、何であの人がこんなに良い点を取れるのだろう、といつも不思議に思っていました。でもその人は、ほぼ毎日塾に行って、夜遅くまで自習や質問をしていたことに気がつきました。私は、全然質問などをしていなかったのでその人より点が取れなくて当たり前だ、と思いました。そこで、自習に来る時間を増やしたりして、他の人に負けないようにがんばりました。

西大和学園中学校の体験授業に行ったとき仲よくなった友だちがいました。お母さんがその友だちのお母さんに、どれくらい勉強しているのかと聞いたとき、友だちのお母さんは、毎日、死んでしまうのではないかというくらい机に向かっている、と答えました。それを聞いて私はショックを受けました。同じ学校を受ける人に、こんな人がいる。もしかしたらもっとがんばっている人がいるかもしれない。私は、そこまで勉強していない。その自覚はしていました。周りを見ると、すごくかしこそうな人ばかりで、あせりました。私もそれくらいやらないといけないんだ、と思い、赤本をたくさんすることにしました。

でも、算数に出てくる図形がものすごく苦手で、全然できませんでした。解説はすごく長くて読む気になれず、放置したくなることもありました。でも、私は、ずっと前に読んだ本の「つらいことがあっても、乗りこえたらつらさと同じくらいのうれしいことが待っている」という言葉を思い出します。私は勉強以外でもこの言葉にはげまされていました。

この言葉は、私が人を元気づけられる作家になりたいと思った理由の一つです。この本の筆者がそう思っていたかは分かりませんが、私は、こんな風に人を救えるようなことが書けるのは、かっこいいな、と思います。

入試当日は、〈日進〉の二十一回目の気分で受けることができました。合格発表はWebサイトでしたが、アクセスが集中していてなかなか見られず、どきどきしていました。合格という文字が出た時、びっくりして、四回くらい見直しました。とてもうれしくて、私が信じていた言葉は、本当だったんだ、と実感し、本の筆者に抱きつきたいくらいの気持ちでした。

受け売りですが、つらいことの先には、きっとうれしいことがあります。だから、今、受験にむけてがんばっているみなさんも、つらくても、投げ出さずにがんばってください。私は、〈日進〉で偏差値が六十以上だったら、その回数分、好きな本を買ってもらう、という約束をしていました。そんな風に工夫して、自分ががんばろうと思えるようにしてみてください。

最後に、お父さんやお母さんはもちろん、直前まで支えてくれた先生方にとても感謝しています。本当にありがとうございました。

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