大阪府立三島高等学校
合格-2019年度

外国でたくさんの人と関わり、日本の良さを知ってもらうことです。

私がこの志を立てた動機は、もともと海外の歌手に興味があり、外国について調べていくにつれて、外国で働きたいと思うようになったからです。実際に、海外の人と話すことで日本の良さを知ってもらい、今よりももっと、日本に興味のある人を増やしたいです。そのためにも、英語を勉強し、資格をとるなどして、英語にふれる機会を増やします。

悩み抜いた高校受験

私が成基学園に入塾したのは、小学六年生の冬でした。いくつかの塾に体験に行ったなかで、塾の雰囲気や先生の親しみやすさが自分に合っていると思い、入塾しました。
一、二年生の頃は、勉強に対しての意識が低く、模試の結果が悪くても気にしていませんでした。また、部活中心の生活を送っていて、定期テストや実力テストの勉強もあまりしていませんでした。家での自習もしたことがなかったので、苦手な教科もそのままの状態で三年生を迎えました。

三年生になると、受験に向けての講座が増え、受験のことを考える機会も少しずつ増えていきました。それでも私には、「〇〇高校に行きたい」というような目標がなく、ただ、しなければいけない勉強をこなしているだけでした。

そんな私が変わるきっかけとなったのは、〈夏期学習合宿（合宿）〉でした。この〈合宿〉は、一日十時間以上の勉強をすると聞いていたので、自分がその勉強量をこなせるのか、不安でした。しかし、同じくらいの学力の人たちが集まっていたので、とても授業が受けやすく、集中して勉強できました。また、毎日三時間ぐらいの自習時間があり、その日のわからなかった問題の復習ができたので、理解を深められました。そのおかげか、〈合宿〉の中間テストや最終日テストで、自分の納得のいく結果を出すことができました。〈合宿〉の五日間は長くて大変でした。しかし、〈合宿〉に行ったおかげで自分の勉強不足に気付くことができ、〈合宿〉後も同じように勉強を続けていこうと思えました。

〈合宿〉が終わってから、私は塾に自習をしに行くようになり、わからないところを先生に聞き、勉強するようになりました。また、〈夏期講習会〉で長時間授業があっても、最後まで集中して授業が受けられるようにもなりました。

しかし、受験に向けて勉強をしていくなかで、私はとても焦りを感じていました。それは、苦手な理科と社会で点数が全然とれなかったからです。大阪の公立入試では、理社でしっかり点をとらないといけないと聞いていましたが、私は五教科の中でその二教科が足を引っ張っていました。受験生なら当然知っているべき知識も知らなかったので、一から問題を解いていこうと決めました。毎日、コツコツ勉強していくと、模試の結果も少しずつですが良くなりました。そのように勉強を続け、私立はなんとか受かることができました。

私立入試が終わり、公立入試まであと一ヵ月になっても、私は志望校を決められませんでした。学校の友達はみんな決めているのに、自分は決まっていないので、とても焦りました。早く決めないといけないのに決められなくて、何度も親や学校の先生、塾の先生に相談をしました。学校で願書を書く日に、私は、気持ちに迷いがあるなか、願書を書きました。けれどもその後家に帰り、塾に行っても、その高校に本当に行きたいのかどうかわからなくなり、とてもモヤモヤしました。そして、塾の授業が終わってから先生にそのことを話すと、自分が本当に受けたい高校はここではないと気付きました。私は、願書を書き直したいということを学校の先生に伝えて、なんとか書き直すことができました。志望校がはっきりと決まってからは、受験まで集中してしっかり勉強ができました。

受験当日は緊張でいっぱいで、あまり自分の力が出しきれませんでした。だから、私は合格発表の日まで、受験のことをなるべく考えないようにしました。

そして、ついに発表の日。私は、不安がいっぱいのなか、一人で結果を見に行きました。自分の番号を見つけたときは信じられず、何度も自分の番号を確認しました。そして、今まで勉強してきて良かったと思いました。

私が一番感謝したい人は、母です。塾の日は送迎をしてくれたり、土日の講座のときには、お弁当を作ったりしてくれました。なにより、私の気持ちを第一に考えてくれました。だから、期待に応えられるようにがんばります。

そして、塾の先生方。志望校が決まらなかったとき、担任の先生だけでなく、いろいろな先生に相談にのってもらい、本当に感謝しています。ありがとうございます。

私は、受験を通し、コツコツ勉強することの大切さを学びました。高校では、中学と同じような失敗をせず、後悔のないようにがんばっていきます。

これから高校受験をするみなさん、最後まで諦めず、自分の本当に行きたい高校に行けるようにがんばってください。