大阪府立三島高等学校
合格-2021年度
努力を惜しまず、当たり前のことを当たり前にできる人になることです。
この志は、今までの自分の反省と、これから具体的な志を見つける第一歩です。私はこれまで目標があやふやで、なんとなく勉強をしていました。しかし、受験生になり、志望する高校に私の学力が足りていないことを痛感しました。また、高校で夢、志を見つけるためにも、基本的なことをコツコツと積み上げた方が良いと考えるきっかけになりました。この一年間で学んだことを高校生活に活かし、志を見つけられるようがんばります。
私の受験
私は中学三年の春に、成基学園に入塾しました。当初は、塾に入らなければならないというくらいの気持ちで、どの塾が良いかわからず、親に言われるがままに体験入塾しました。私は国語が苦手で最初は個別指導塾に入る予定でしたが、体験授業を受けたときに、直感的に集団塾の方が自分に合っていると感じました。それは、他人の目がある方が集中できるという理由からでした。
入塾して初めての模試では、思っていたより良い点数が取れて喜んでいました。ですが、学校での成績は思うように上がらず、模試では、何となく行きたいと思っていた大阪府立 三島高等学校に達していて喜んでいましたが、学校での成績が比例せず、かなり厳しいと言われていました。内申が思うように取れず、どちらを参考にすれば良いのかわからないまま時間だけが過ぎ、自信はなかなかつきませんでした。
そんな状態のまま、夏休みに入りました。私は吹奏楽部でパーカッションを担当していました。部活はとても楽しかったのですが、一年、二年とコンクールのメンバーには選ばれていませんでした。私にとって、最後のコンクールでメンバーとして選ばれたときはとても嬉しかったです。そんな中、部活のスケジュールと塾の〈夏期講習会〉と〈夏期学習合宿〉のスケジュールが重なってしまい、すごく悩みました。念願のコンクールには出たい。でも、この時期の勉強を疎かにすると三島高校は厳しいだろうと迷い、優柔不断な私の性格では決断することができませんでした。そんな中、K先生が、「部活動を悔いなくやり切ってからじゃないと、受験勉強できへんぞ。」と、言ってくださいました。私は、塾の先生は勉強を優先しろ! と言われると思っていたので、とても驚きましたが、そう言って後押ししてくださったので、全力で部活動をがんばることができました。結果は銀賞でしたが、私にとって良い思い出になりました。部活動は大変でしたが、勉強もがんばることができました。
部活動も終えて、いよいよ受験勉強に向けての生活が始まりました。私は叱られることが嫌で、必要最低限のことは真面目にする性格なのですが、マイペースで頑固なところもあるため、夏の途中までは家では全然勉強せずに、塾での勉強だけでいいと思っていました。自分では、やることはやっていると自己満足していました。その一方で、冬になり学校での内申も伸び悩んでいたので不安になってきました。しかし、K先生は三島高校で大丈夫だと言ってくださったのが自信になり、家でも三島高校に合格するために勉強をするようになりました。
ところが、受験を目前にしたときに、コロナウイルスの騒動で休校になり、塾の授業もなくなってしまいました。けれども、そこまでの経験でつけた自信とマイペースさで、落ち着いてラストスパートをかけることができました。この休みの間にもK先生から幾度も電話をしていただき、楽な方へ行こうとする自分を止めることができました。
いよいよ受験当日。私のマイペースさもここまでくると長所で、私は不思議なほど緊張しませんでした。でも正直、試験の手応えはありませんでした。発表までの一週間は普段より長く感じました。受験発表の日、恐らく合格していないだろうと思いながら、発表を見に行きました。三島高校に着いたとき、すぐ自転車置き場を間違えました。「これは落ちたな」と思いながら集合場所に行きました。そこで偶然会った学校の友だちと発表を待ちました。いよいよ発表。友だちとガッツポースができました。
私は無事に三島高校に合格できました。でも、その先が大事なんだと今ならわかります。合格するまでは受かることが一番大事だと考えていました。しかし、成基学園に入塾して、その場その場を過ごすのではなく、その先を見られるようになったと今、感じています。マイペースで、集中して受験勉強ができるまで時間がかかった私が言うのも何ですが、普段からコツコツと勉強していくことをこれからの受験生にはおすすめします。この一年で塾生としても人間として成長できました。
最後にお世話になった先生方、この一年間私を支えてくれた家族、そして共に勉強し、互いを高め合った友だちに感謝したいです。ありがとうございました。
2023年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
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米谷 日陽さん | 高槻教室 |