京都府立城南菱創高等学校 | 知る、信じる【高校受験-合格体験記】|成基学園-受験指導と志共有の学習塾

京都府立城南菱創高等学校
合格-2016年度

知る、信じる

私の将来の夢は、パイロットになり世界の人々を現地まで安全に送り届けることです。 パイロットになろうと決断した理由は、父の影響と幼少期に初めて乗ったときの体験が大きいです。そしてなにより、多数の命を背負っているという、責任のある職種に憧れたからです。

そして、パイロットになるという夢が決まってからの自分は、何か決断してからの行動が早くなったと思います。

もともと、私の第一志望校は別の高校で、その学校に向けて、中三の夏休みからがんばろうとしていました。私は部活のテニスが大好きだったので、夏まで一切勉強していなくて、いざ夏休みに入っても部活を中心としており、引退したのは八月の中旬でした。もちろん、その時期から勉強して、その学校に合格をするのはかなり難しいと先生から言われましたが、わずかでも可能性があるならチャレンジしようと思い、猛勉強しました。

しかし、人生はそんなに甘くないと痛感させられました。

それは、初回の〈日曜進学教室(日進)〉のことです。私としては、ある程度できたような気がしたのですが、結果は散々でした。これはまだ地獄の序章で、この後、約四ヵ月間このような結果になることを誰が想像できたでしょうか? こんなに伸び悩みの時期が長いとは、私自身想像できませんでした。

そして、〈日進〉で散々な点数を取って帰ってきた次の日、学校では授業中も騒がしいような、受験生とは思えない雰囲気のクラスで、私は監獄に入っているような気分でした。私は〈日進〉か学校、どちらかから逃げたくなりました。

そして三ヵ月目、この頃になると周囲の友だちはみな成績が伸び、ついに残るは自分一人のような気がしました。このころ、学校の先生には志望校を変更するよう言われ、私の成績不振をいろいろな人から心配され出しました。

塾には勉強方法の変更や、メンタル面について助言をもらいました。私は何より、塾のメンターを尊敬し、信用していたので、メンターの助言を受け止めました。

ある人から、塾を変更するか? 塾の指導が君に合っていないのではないか? と言われました。しかし、自分の本当の心境を誰にも明かせず、伸び悩みの時期を乗り越えねばならないと思っていました。

そこで私がしたことは、何事もポジティブに受け止めることです。成績が悪いのは、もっと努力しろということ、学校は、受験のストレスを解放してくれる場所というように、別の視点から見ることで気分は晴れやかになりました。

それでも、成績は伸び悩み、志望校を京都府立 城南菱創高等学校に変更しました。塾の友だちは、私の成績不振を気遣って、励ましてくれました。私は友だちに対して辛い表情を見せないように、常に真顔、もしくは、笑顔でごまかして、「大丈夫。」と言い、友だちに心配をかけないようにしていました。

そんなある日、O先生が私の表情について指摘をしてくださり、私は考えを改め、自分に嘘をついてはいけないんだと思いました。ありのままの自分が大切なんだと知り、辛いときは辛い、苦しいときは苦しいで、自分に嘘をつくのがクセになると、知らないうちにストレスが溜まっていくということになります。それが原因で心が暗くなり、勉強も手につかない、よって成績不振になります。自分を知ることができ、五ヵ月目ついに成績が上がりました。六ヵ月目、入試本番、難なく第一志望校を合格しました。

この経験から、今言えることは、とても大きい苦難が来たとき、周囲の人が助言をしてくれるなどしますが、結局、乗り越えるのは自分一人だけで、個々の力が試されます。日本人の習性で、友だち同士で群れるというのがありますが、個々の力が試されるときは無意味です。

今、自分が思う一番必要なのは、自分をどれだけ信じ、知ることができているかということだと思います。

なぜかというと、自分の強みを知っているということは、入試ではその自分の強みを出せばいいだけで、弱さを知っているということは、その弱さを出さなければいいからです。そして、自分の強みに自信を持っている人は、迷わず強みを見せつけることができると思います。

自信を持つには、努力しかありません。だから、努力は必要なのです。受験本番までの過程を、しっかり考えてください。

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