大阪府立寝屋川高等学校
(普通科)
合格-2016年度
充実した勉強生活
私の将来の夢は、テレビに携わる仕事に就き、世の中の人に勇気を与えられるようになることです。中学二年生のとき、あるテレビ番組を観てテレビに携わる仕事に興味を持ちました。そして、中学三年生のときにあったNHK連続テレビ小説『あさが来た』というテレビドラマを観て、私もこんな作品を作りたいと思い、志すようになりました。
私は、小学六年生のときに友だちの紹介で成基学園に入塾しました。そのときは、何も考えず塾に通っていました。中学生になっても、小学校の頃と変わらず同じような感覚で通っていました。受験を意識し、本格的に受験勉強を始めたのは、部活を引退した十月のあたまでした。学校の中で一番引退するのが遅かったのもあり、他の人たちに少しでも早く追いつこうと、毎日のように自習室に通うようになりました。
自習室では、五教科をバランスよく行い、特に苦手な単元を重点的にやりました。すると、日曜日に受講していた〈大阪入試突破ゼミ〉の成績が少し上がり手応えを感じました。
しかし、上がったと思ったものの、また下がってしまい、浮き沈みが激しくなりました。そこで、暗記科目は授業でもらったプリントをもう一度丁寧にやり直し、基本に戻って基礎からやりました。苦手科目は繰り返し、似た問題をやり直しました。すると、やや変化はあるものの、激しい変化はみられなくなりました。
十二月になり、私立の志望校を決めるとき、受けると決めていた二つの高校のうちの一つが、親の意見と、かみあわなくなってしまいました。私は受けるつもりでいたので十二月に言われたことであせり、イライラするようになりました。結局、受験前にこんなことばかりに時間はとっていられないと気持ちを割り切り、親の意見通り、一つの志望校を取りやめることにしました。今思えば、この選択にして過去問の量が一校分減ったので、その分がんばることができ、よかったと思います。
〈冬期講習会〉が始まると同時に、過去問にとりかかりました。思った以上に量が多く初めは大変でしたが、その日に授業でやった内容がその後の過去問や宿題などで出てきて復習することができました。それによって、確実に自分の中に知識が入っていき、使えるようになりました。過去問をやる際は、設定時間から五分引いた時間で計ってやりました。
〈冬期講習会〉が終わり、私立入試前になったとき、過去問のわからなかったところをわかるようにするために、毎日質問にまわり、潰していきました。
そうこうしているうちに、私立入試が始まりました。入試前は次の日に備えて、つかれない程度で勉強をやめて寝ました。
学校に行ってもあまり緊張せず、激励の先生方にも学校で会えました。いつものように喋ったり笑ったりできたので、より、リラックスできて試験に臨むことができました。試験は思った以上に難しく、手も足もでませんでした。しかし、終わった教科のことは考えずにやろうと気持ちを切り換え、次の試験に臨むことができました。公立入試に向けて、良い経験になったと思います。
しかし、私立の結果があまり良くなかったので、公立の志望校を変更することにしました。塾の先生に相談したところ、大阪府立 寝屋川高等学校を勧められ、学校見学に行くことにしました。学校見学後、志望校を寝屋川高校に決め、今まで以上に勉強に励みました。この時期に学校見学に行くのは遅いかもしれませんが、雰囲気を知るためにも行くべきだと思います。
過去問を進めていきましたが、思うような点数が得られませんでした。しかし、自習室で自分と同じように過去問をやっている友だちと切磋琢磨することで、自分を高めていくことができました。今までの人生の中で一番勉強した日々でしたが、充実した日々でした。
入試本番は緊張せず、自分が苦手だった数学も解けたので、やりきって終えることができました。
合格発表の日は、母と見に行きました。校門に着くと、塾のT先生が待っていてくださり、三人で見ました。行く途中に友だちが残念な結果だったという連絡があり、見に行くのが怖くなりましたが、自分は自分と思い、落ちつくことができました。自分の番号を見つけたときは信じられなかったけれど、合格者説明会に参加して、少しずつ実感がわいてきました。
親とケンカをして、自分の進路に不安を持ったこともありましたが、最後まで自分を信じてやってこられて本当に良かったです。
塾では他校の友だちができて、自分の新しい居場所を見つけることができました。相談を聞いてくれる先生にも出会うことができました。この四年間、充実した勉強生活を送ることができたのは、成基学園に入塾したからだと思います。塾で学んだことを忘れずに、これからもがんばっていきたいと思います。