大阪府立春日丘高等学校
（普通科）
合格-2018年度

音楽関係の仕事について、誰かのためになる音楽をつくることです。

中学二年のときの担任の先生から何かを伝え、教えることの楽しさを感じました。その姿に憧れを持ち、教育に携わりたく思い始めました。これまで、得意な教科では、難しい問題に果敢に挑戦し、苦手な教科では、粘り強く自分なりにコツコツとやり続けてきました。それに、壁がはだかったときをバネとして懸命に挑み続けてきました。これからは、これまで以上に努力し、勉強と深く関わりしんどいことから逃げないようにしていきます。

二年間思い続けていた夢の実現

私が大阪府立春日丘高等学校に入学したいと思うようになったのは、中学一年生のときでした。兄が通っていたので、文化祭につれて行ってもらい、そこで楽しそうにしている先輩方を見て、いいなと思いはじめました。その後、二月ごろにあった音楽会のＤＶＤを見せてもらいました。そのときに、とてもきれいに奏でられる音楽に感動し、絶対にこの高校に行きたいと思うようになりました。

私が成基学園に入塾したのは、中学校三年生の授業が始まったときでした。それまでは、勉強を真面目にしたことがありませんでした。定期テストのときも、点数がとれるように一週間前につめこんで、すぐに全て忘れるということをくり返していました。しかし、塾に入って初めての〈春期講習会〉の英語や数学で、宿題が出ましたが、今まで学校でそんなに難しい問題が出されたことがなくて、困りました。しかし、他にもわからないと言っている人がいたので、自分もまだ大丈夫だろうと思い、難しいと思ったものを理解しようとする努力をしませんでした。

さらに、六月にあったＶもしで春日丘高校の判定がＣだったので、今Ｃ判定だったら大丈夫かなと軽い気持ちでいました。

しかし、十月に始まった〈日曜進学教室〉では、春日丘高校には全く手が届かない偏差値ばかりが出ました。さらに、十月の五ツ木の高校入試模擬テスト会では、Ｄ判定が出ました。このような結果ばかりが出て、本当に苦しい思いをしました。

しかし、このような結果を見て、このままでは合格はできないと思い、真面目に勉強を始めました。難しい問題をあきらめずに自分で解こうとする努力を始めました。また、わからない部分はすぐに質問をしにいくようになりました。難しい問題を解くのは、わからない部分も多くて、苦しかったですが、自分の力で少し解けるようになると、楽しくなってきました。自分の力だけで解けると、大きな自信がつきました。

〈冬期講習会〉では、今までの講習とは違い、部活もなかったので、宿題の難しい問題を自分の力でできるところまで解くことができました。しっかりと考えて解くことで、授業の内容もしっかりと入ってくるようになりました。でも、一月の大阪公立Ｖもしでは、十一月と十二月の五ツ木の高校入試模擬テスト会の結果と変わらないＣ判定でした。

学校の三者面談では、春日丘高校は厳しいと言われ、ランクを落とすことを考え始めました。絶対に公立の高校に行きたいのか、私立の高校に行くことを覚悟して第一志望を受けるのか、何度も考えました。

そんな時、追手門学院高等学校のⅠ類に合格すれば、春日丘高校を受けてもいいとＫ先生が言ってくださり、Ⅰ類に合格して春日丘高校を受けようと決心することができました。それからは、私立入試に向けての勉強を一生懸命しました。結果はⅠ類合格でした。本当にうれしかったです。

でも、ずっとうかれていてはいけないので、すぐに公立の入試問題を解き始めました。公立の問題はとても難しくて、制限時間も厳しいものでした。でも、ここまできてあきらめるのは絶対にいやでした。だから、自分にできることをとにかくやり続けていました。

受験の当日、不安な気持ちはあまりなかったような気がします。「これだけやったから大丈夫。」という気持ちが大きくて、緊張もあまりありませんでした。だから、問題も落ち着いて解くことができました。合格発表のときは本当に怖かったですが、自分の番号を見つけたときのうれしさは、今まで味わったことがないほどのものでした。

これから受験をする人は、とても苦しい一年を送ると思います。自分のやりたいこともできずに勉強に追われるのは、本当につらかったです。でも、受験当日に、これだけやったから大丈夫という気持ちが持てるようにたくさん勉強をしてほしいです。これがあると、心に余裕ができて、自分の実力をすべて発揮することができると思います。どんなに苦しくても、一年で終わるので、最高の結果になるようにがんばってください。

ほとんど何もわからなかった私をここまで成長させてくださった塾の先生方、本当にありがとうございました。先生方がいなかったら、合格は絶対にできていませんでした。そして、自分をずっと支えてくれた両親にも感謝したいです。落ちる可能性が大きかったのに、自分の好きなようにしていいと背中を押してくれたので、合格することができました。

これから、自分の志に向けてできることを全力でしていきたいです。